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楽しく毎日生きられますように

とある日の日記


久々に6時台に起きて単発バイトに行った。朝アラームでいやいや起きて、食事を受け付けない体に無理やり朝ごはんをねじ込み、満員電車に揺られた。制服を着てハンディーファンを片手にスマホをいじる女子高生やスーツやオフィスカジュアルと呼ばれるであろう服を身に纏う疲れた顔の大人たち。半年ほど前は私だってこの電車に揺られて毎日をおくる1人だったのに今からこの生活に戻れと言われたらやっていける自信が無い。

大学生の夏休みは長い。昨日、隣駅から家までの散歩をしていたとき、若い母親とサッカーのユニフォームを着た小学校低学年くらいの男の子の組み合わせ2組が自転車に乗りながら信号待ちの間していた会話を盗み聞きした。

○○くんは学校いつからなの?月曜日!そうなんだなんか金曜日から始まるところ多いよね〜。××くんの学校は9月1日からなんだって!えーそうなんだ!夏休みあっという間だね宿題終わった?終わったよ!偉いねー夏休みまだ遊べるね………

つらい。この時期に終わってしまう夏休みのつらさを思い出しているというよりは自分が彼らの年齢だった時を思い出してつらい。もう戻らない時を願うのは1番の無駄だと分かっていても、最近幼い子を見るとどうしてもつらくなってしまう。

ここ最近は毎日、働きなくないなーと思って毎日を過ごしている。夏休みのない大人とあと1ヶ月以上夏休みのある自分を比べるとどうしても大人になりたくなくなってしまう。バイトではあるけれど自分でお金を稼ぐようになって働くことの大変さ苦しさを知ってしまった。生きるために働かなきゃいけないなら別にそこまでして生きなくてもいいかな、なんて思ってしまう。

好きな物は沢山あるし毎日世に溢れるコンテンツを消費してそれなりに暇せず過ごしているけど、それが生きがいになる訳でもない。というか、つらい世界を生きるための生きがいなら最初から生きなくていいんじゃないの?まあ死ぬのなんて簡単じゃないし許されてないからなんだろうけどさ。

18年以上生きてきて今更こんな思いになるなんて何があったのかじぶんでもわからない。特に大きなつらいことがあったわけでもない。まあただの働きたくない子供のわがままなんだろうな。なにか突出した才能でもあればなーって思ったけど才能があったところでそれを使って働かなきゃいけないから考えるのをやめた。

これから私がどれくらい生きていくのかわからないけど、毎日楽しく生きていけますように!

帰り道の電車で前に座ってた40代か50代くらいの仕事帰りらしい女性がニンテンドーSwitchでゲームをしていた。このくらい大人になってもなにかこんな感じで毎日に光を灯す楽しみを持ち続けていれたらいいなと思った。

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