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最近読んだ本の中から。

タイトル画像は昨日の夕日。
早速 読んだ本の中から気になったものをゆるゆるピックアップしていきます。
まずは 「親の期待に応えなくていい」 鴻上尚史著

『親を大切にすることと親の期待に応えることはイコールではないのです。
 逆に言えば、親を大切にしながら、「親の期待」に応えないという生きかたがある、ということです。』p112より

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           昨日の夕日のzoomアップ

鴻上さんはあとがきで
「あなたの人生はあなたが決めるのです。親ではありません。」
とも書いてらっしゃいます。
親に振り回されて 自分のやりたいことが見つからない人多いんじゃないかな。

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             庭のクレマチス。
次は「アメリカインディアンの教え」加藤諦三著
この本の中で加藤さんは 自分の父親のことに頻繁に触れてます。
結構筆舌に尽くしがたいようなひどい目に遭ったみたいで、その経験が加藤さんの著書にしっかりと反映されているなと思いました。
ノイローゼとは「現実に直面する勇気の欠如」である。とおっしゃる加藤さん 自己実現について
『とにかく自己実現とは「現実の自分」を認めることから始まる。
 「現実の自分」を認めないで、自己実現はあり得ない。
 自己実現して生きている人は「現実の自分」を認めているのである。』
p56より
と とにかく 現実を認める、ということを強調してらっしゃいます。

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             こでまりも満開
現実を認めるについては ちょうど父がほぼ寝たきりになって施設のお世話になり、最初は「家に帰りたい」とすごくごねていたんです。 
彼に今の彼の病気の状態(末期がんであることなど含め)を詳しく説明(長い手紙を書きました)してから、すっかり穏やかな表情になり 施設から「家に帰る」とごねていたのがウソのようになくなりました。
自分が大変な病気である、年をとっている、死が近い、ということをしっかり認めた上で 「今どうしたらいいか」 を考え始めたんじゃないかと思います。 腹をくくったというのかな。
正体のわからない不安を抱えて生きるより しっかり現実を認めて、見つめて そのうえで どう対処するといいか? 父の態度を見て勉強になりました。
2か月ほどほとんど固形物を食べてなかった父が(メイバランスという栄養補助ジュースだけで命をつないでました)最近は お味噌汁を飲んだり、おかゆを半分食べたり、副食も口にするようになりました。
ほとんど奇跡だよね~ と 施設のスタッフと話しています。
薬を減らしたのも良かったのかな・・・

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            これは朝焼けの写真
父とはボクが幼いころから いろいろ確執はありましたが今はいい経験だったかなと思ってます(家出したりしたことも含めてね(笑))
今 読んでいる本は「人生を公開することになる人・ならない人」
これも加藤さんの本です。
この中で気になったくだりは
『人間は神性と獣性、オモテとウラ、建前と本音、理想と現実、良心と本能衝動、理性と感情 人間性とは神性と獣性が含まれてる。
それは人間の二重構造である』
という部分です。
どちらがいい 悪い ではなく この二重構造があるということをきちんと認識して低次元の欲求を否定するのではなく、高次元の欲求に統合しようとすることが大切。これも 現実をしっかり認めて どう対処するかということに通じるのかなと思いました。
人生の送り方に正解無し 善か悪か どちらがいいか の二元論ではなくてグラデーションの最善解答を 探っていく。そういう考え 態度が大切なんじゃないかと最近とみに思ってます。

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             いつか見た夕焼け
春はいっぱい花が咲く。
夕焼け空も 朝焼け空もとてもきれい。
わけのわかんない不安に 押しつぶされるんじゃなく 現実をしっかり認識して 不安をひとつひとつ 取り除いていく。
安心して暮らす ということの尊さ、大切さが身に沁みます。
安心して暮らしていないと きれいな花 空 を 見逃しちゃう。

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           タイトル画像の昨日の夕日

      最後まで読んでくれてありがとう。
      良い一日をお過ごしください。
                        梅田剛嗣




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