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手仕事のこと

トップ画像は 20年くらいお店で使っている 和紙のお皿 キャッシュトレーです。
私が厚紙に和紙を貼り 柿渋で染めて手仕事で作りました。
年月を重ねて 端のほうが擦れたり ちょっとはげたりして 味が出てきました。

志村ふくみ、志村洋子さん共著の「夢もまた青し」の中で
「時間(とき)を重ねることによって、美しさが磨かれていく。それは手工芸の何にも代えがたい特質といえるでしょう」 
と表現されてます。

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こちらは 最近作った A4サイズの書類が入る箱。
柿渋染めなので 色がもうちょっと茶色が濃くなっていくと思います。
50年位は 使えるつもりで作っています(壊れたら繕いもできますので)。
手仕事のものは 作った時が完成ではなく お客様にお渡しして、使ってもらううちに その使い手の使い方によって どんどん変化していい意味で成長していきます。

どんなふうに 変わっていくのか その経過を見るのも楽しみのひとつです。

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こちらは 壁掛け。
ここ一か月くらいで 作るものが(染めが)劇的に変わってきました。
以前に作ったものは ちょっと稚拙に見えてきて 少しうんざりしちゃったりします。長く仕事やってきてると、そういうことは再々あります。

変化したことが いいことなのかどうなのかは お客様の反応や ご意見お伺いしないと わかんないです。自分がいいと思っても 独りよがりだとどうしようもないんでね。
客観的な視点を持って仕事に取り組むことは大切。
よりいいのは 適切なご意見をもらえる よき感性の友人を持つことかな。

9月に地元岡山のギャラリー栂(とが)さんで 二人展を予定しています。 「和紙の可能性 PARTⅢ 紙技」(仮タイトル) 今はそれに向け全力で準備中。

東京の西荻窪にある 和茜さんというお店もようやく今日から再開しました。 チーム和茜の一員として そのお店にも 常設で出展させていただいてます。お近くの方は 是非お運びいただいて いろいろ手に取ってご覧いただきたいです。ご感想など頂けたら尚うれしいです。

和茜 → http://wasen.tokyo/

手仕事について思うこと つづってみました。
最後まで読んでくださってありがとうございます。

      〒700-0822 岡山市北区表町 1-2-36
        わがみやうめだ 電話 086-231-3371
               店主 梅田剛嗣(つよし)

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