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揉み染め。

薄美濃紙の 極厚口を使って 色墨による揉み染めをしました。

色墨を入れる

まずは ローラーを使ってドウサ液で模様を付けた美濃紙に
色の墨の色を乗せていきます。

全体を塗った様子

ドウサ液で模様を付けたところが 撥水の効果で模様になります。
このまま仕上げても 面白い模様になるのですが
揉むことによって シワの魅力が出ます。

ぐちゃぐちゃに揉む

色を付けてすぐ 揉みを入れます。

広げたところ

広げると ドウサ液で白抜け下部分にひび割れ模様が入って
独特の面白さが出ます。
いろんな産地の楮紙で試してみましたが今のところ、美濃和紙の楮紙が一番適しているように思えます。
ほかの産地の紙ではひび割れがはっきり入らなかったりします。
和紙によりそれぞれの 特長が生かせるように 染め方、使う染料、ドウサをするにしてもそのタイミングなど 変えています。
墨や柿渋で染めた直後に ドウサ液を散らすこともあります。

ご意見ご感想、ご質問など お気軽にどうぞ。
今日は揉み和紙の作り方のレポートでした。

〒700-0822 岡山市北区表町 1-2-36
 わがみやうめだ 電話 086-231-3371
             梅田剛嗣



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