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障子を貼ろう!

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障子の衝立 いち部分が痛んだので 張り替えることにしました。

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まず 和紙を大きさに裁断して、その紙を湿らせます。
写真は水刷毛を使用していますが 霧吹きで代用しても大丈夫です。
湿らせる意味は 和紙は湿り気を与えると 伸びる性質があるからです。

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湿り気を与えた和紙は巻いて全体にまんべんなく湿り気がいきわたるようにします。 おいておく間に次の作業、サンに糊を付けます。

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糊は正麩糊。小麦粉を炊いた糊です。でんぷんのりですね。
少し濃いめに溶いてサンに付けます。
濃い目にするのは はがれないようにすることに加え、古い障子は、木のアクがでて紙が茶色になることがあるからです。
水気が多いと アクが出ます。なので、紙をはがしたあと 障子本体をちゃんと乾かして貼る作業にかかってください。

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先ほど湿り気を与えて丸めていた紙をそのまま角を障子本体の貼る部分に合わせて

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くるりと広げれば 貼れます。簡単だ。

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貼った後 サンの上を 竹べらなどで押さえておくとより良いですね。
無ければ指で。

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ここでもう一度 貼った紙に湿り気を与えます。
特に夏場の気温の高いときに貼ると 乾きが早くサンからせっかく張った和紙がはがれることがあるからです。糊がしっかり乾いて定着するまで和紙を湿らせておいて伸びた状態を保つのが理想。

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      貼って、湿り気を与えてすぐはこんな感じですが

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          乾くときれいになります。

   以上 今日は障子針のレクチャーでした。
   ハッピーな週末をお過ごし下さい。

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おまけ~ トップ画像の 元画像。
秋のみんなのアルバムに参加してるので 
無理やりねじ込んでおきます(笑)

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                   梅田剛嗣



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