見出し画像

柿渋染め

画像1

        今朝は柿渋染めと墨染めをしました。

画像2

       あらかじめドーサ液で模様を付けています。
       ドーサ液は塗ったあと乾くとほとんど見えません。

画像3

       まず 裏から柿渋を塗ります。
       赤い色をしているのはベンガラを混ぜているから。

画像4

       それから全体に松煙を混ぜた黒色の柿渋を。

画像5

        表に返したところ。
        ドーサ液を塗った部分が白く抜けています。

画像6

        こちらは墨染。
        やり方は一緒です。
        で、トップの画像に戻ります。
        丸棒にかけて陰干しして出来上がり。
        簡単でしょ。やってみてね。

画像7

       ちなみに 文字は 金文。
       漢字の原型と言っていいのかな。

画像8

文字を書いて作品にするのは 久しぶりです。
10年ぶりくらいかな。
お客さまからのご注文で 米寿の祝いで親せきに配るって。
仕上げはタペストリーにします。
文字を入れる染め和紙を作り出したきっかけも お客さまからのご注文でした。自分の名前を入れて染め和紙を作ってね、というご依頼だったの。

ボクは自分自身の表現をするとか何か作りたいものがあるっていうんじゃなく、ただ 創ることが好き、和紙が好き、で 創ってます。
なので 今までの作家人生行き当たりばったり。

染め和紙は独学で もともとは表具師の師匠に就いて、屏風つくりを学び、その屏風に貼るための独自の染め和紙を作ることから始まりました。
作りためてると 個展をしたらいいんじゃない、っていう人がいて、岡山の丸善で初個展。(1996年7月)
その時、屏風も売れたけど、染め和紙が欲しいっていう人がいっぱいいて、本格的に染め和紙を作り、それを生かすために タペストリーやキャッシュトレー、箱などを お客様が欲しいというものを作ってきました。 
洗える和紙のお皿も 30年ぶりに再会した幼馴染が お料理が好きで 洗える和紙のお皿を作ってよ・・・というきっかけで作り始めました。

好きなことを一生懸命 やり続けるって 大切だなと思いました。
そして何より 運がいいこと(今までやり続けていられるという運の良さ)を 感慨深く 感謝とともに こころがじんわりしてます。
行き当たりばったり 失敗だらけの道のりでしたが 失敗こそが次に(成功に)つながる唯一の方法だなと 今では感じてます。 
若い作家さんたちに そういうことや 染め和紙の楽しさ 創ることの面白さをこれからも伝えていきたいと思います☆彡

最後まで読んでくれてありがとう。
ハッピーな新しい一週間と新しい月を そして心地よい一日をお過ごしください。      チャオ(^^♪

   〒700-0822 岡山市北区表町 1-2-36
   わがみやうめだ  電話 086-231-3371
                   梅田剛嗣





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?