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母の日の紫陽花

妻の好きな花


プリンセスシャーロットという名の紫陽花。奇麗。
Nikon D80 TAMRON 28-200mm 1:3.8-5.6 MACRO

母の日に花を買った。
例年、我が家では別に秘密裏に事を進めていくことはしていないので、
数日前に家族で『好きな花』の話題になった。

よく考えたら、これまで具体的に、しっかりと確認したわけではなかったので、妻が『紫陽花が好き』と言ったのには少し驚いた。

一昨年亡くなった私の母親が、私が子どもの頃からずっと『お母さんの好きな花は紫陽花なの』と言っていたもんだから…。

そこで、母の日の当日、仕事が遅番の帰りに某巨大ショッピングモールに立ち寄り、鉢植えを探すことにした。
なにせ『巨大』だから、紫陽花のひとつやふたつ、余裕で見つかるものとタカをくくっていたのだが、残念ながらハズレ。
カーネーションなどの切り花アレンジは山ほどあるのに、紫陽花などの鉢植えは見つからない。
かといって、子どもたちがそれなりのプレゼントを渡す準備をしているのを知っているだけに、父親である私が手ぶらで帰宅するわけにはいかないのだ。

母の日、ささやかだが私はとても奇麗なカーネーションの花束を買って帰った。

猫のいる家に切り花はちょっと…

プレゼントのカーネーションに、もちろん妻はとても喜んでくれた^^。

早速、花瓶に生けてダイニングに飾る。
これまで数種類の観葉植物しかなかった部屋に、赤色、黄色、白色などの鮮やかな花が加わり、子どもたちもなんとなく嬉しそうだ。

しかし、猫はそれとは違う感想を持ったらしい。

「おいしそうにゃ…」

家族の目を盗むように、花瓶に生けた花の葉っぱから、少しずつパクパクと食べてしまう。

しかも、だ。
気がついたら、猫用トイレの近くに緑色の液体を嘔〇している…(~~;)
本人(本猫か)も気分が悪いだろうに、それを繰り返すのだから、またたちが悪い。

これが初めてのことではないので、何となく思い出す部分もあるのだが、どうやら猫のいる家に切り花を生けるのは厳禁、ということなんだろう。

プリンセスシャーロットという名の紫陽花

そんな出来事もありながら、1日遅れであらためて購入しなおした花が
『プリンセスシャーロット』という名のかわいらしい紫陽花。
妻と家族の雰囲気から、ピンク色の鉢植えをチョイスした。

道端で時折見かける一般的な紫陽花の株よりも格段に小さく、4号の鉢にちょうどいいくらいの大きさで、小さい花が密集して咲く姿がとても愛らしい。
『プリンセスシャーロット』とは、よく名付けたものだ。

多年草である紫陽花は、花の季節が終わってもそのまま年を越して来年も咲くはず。
品種にもよるかもだが、大切に育てていけば少しずつ大きくなっていくに違いない。

私自身、切り花の栽培経験はちょっぴりあるのだが、鉢植えや花壇苗の知識はあまりない。
あらためて『紫陽花』という花のことを勉強して、家族で永く楽しめるようにしていきたい。

猫から守りながら、ね。

小さい鉢植えだが、部屋の雰囲気が明るくなったと同時に、これからの楽しみが増えた。
Nikon D80 TAMRON 28-200mm 1:3.8-5.6 MACRO


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