経営者は、「売れない」の声に、すぐに商品やサービスを変更してはいけない。
ビジネスの基本中の基本は、「それを欲しい人に、欲しいタイミングで届けること」です。
売れないという声に反応して、すぐに商品やサービスを変えてはいけない理由がここにあります。
●その商品を欲しくない人や買えない人に売ろうとしていませんか?
●いま、その商品を欲しいタイミングですか?
●その商品は他の国では売れませんか?
日本のメーカーやサービス業の「あるある」で、オーバースペックの商品を作りがちです。
●テレビでも8Kで再生できるテレビは作れても、そもそもの映画のコンテンツ自体がフルハイビジョンの2Kでしか制作されていません。
●1億万画素のデジタルカメラを必要としている人がどこにいるのでしょうか?PCから買い換えないと容量が足りなくてPCが動かなくなります。
●スポーツドリンクを売りたいならレストラン街ではなく、近々に冷やして野球場やビーチに行った方が良いかもしれません。
●原宿のキャットストリートにあった「ルークスロブスター」というサンドイッチ屋さんは、常に10人以上の人が並んでいましたが、表参道にある全く同じお店は、100回以上見ても一人も客が入っているのを見たことがありませんでした。
●私の知人は激安で製作した誰も買わないようなペタペタのマットレスを鍼灸院に売っています。
●感動するような「激うまハンバーガー」よりも「マクドナルド」の方が数100倍も売り上げは多いでしょう。
●潰れかけていた酒蔵の「獺祭」はPRひとつで、いまでは買えないくらいの人気になっています。味はまったく変わっていません。
●最低限のことしかできないシステムでも、月額5千円なら導入してくれる中小企業やお店はあるかもしれません。
●学習塾に子供は集まらなくても、シニア向けのダンス教室なら大繁盛するかもしれません。
●100円でしか売れないおにぎりも、趣味をかねて登った山の山頂では、
1個500円で売れるかもしれません。
これでもお金をかけて商品を変えますか?
その前にやることがあるかもしれません!
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