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椎葉村図書館「ぶん文Bun」

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小宮山剛が「クリエイティブ司書」としてデザインした秘境・椎葉村の図書館「ぶん文Bun」について書いた長めの記事はこちらに上げます!
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#小説

椎葉村地域おこし協力隊「秘境の文筆家」の募集がはじまっている

🖊秘境の文筆家2024年1月19日の記者会見でようやく発表できた「秘境の文筆家」プロジェクト。直木賞作家・今村翔吾先生が設立された「一般社団法人ホンミライ」と連携した作家修行プロジェクトです。 椎葉村地域おこし協力隊制度を活用するのでベーシックインカム的な給与があるのはもちろん、任期最大3年間のうちは家賃がかからないのも魅力的。地域おこし協力隊として役場の仕事をして「空き時間は書いてていいよ」ではなく、執筆や、書くための取材もすべてが仕事になるという仕組みであります。 何

「僕は足軽になりたい」(今村翔吾さんの「正直きつい」を受けて秘境の図書館職員が考えてみた)

◇今村翔吾「直木賞作家が『正直きつい!』 図書館への切なるお願い」(『文藝春秋』記事タイトル)1月21日。『文藝春秋』さんのオンライン記事にこのような見出しが踊った。発端は同記事にもあるとおり、今村翔吾さんの1月9日のツイートだ。 ↑とりあえず上記に引用はしてみたものの、文藝春秋さんでインタビュー動画が公開されたことが物語るように、図書館による複本の大量貸し出し(無料!)というのは「到底Twitterで語り尽くすことはできない」問題である。ぜひ関心のある方は『文藝春秋』当該

クリエイティブ司書、どんな仕事しているの?(クリエイティブ司書に訊く)

小宮山剛のInstagramに投稿している画像の詳細解説として始めた一連のnote、少しずつ記事がたまってきました。ほかのテーマについても読んでみたいという方がいらっしゃいましたら、どうぞ↓のマガジンのまとめをご覧ください。 📚クリエイティブ司書、どんな仕事しているの?僕は2019年に椎葉村地域おこし協力隊「クリエイティブ司書」として図書館づくりを始めました。その結果立ち上げることができた椎葉村図書館「ぶん文Bun」の運営主担当として、現在は椎葉村役場の職員になっています。

本棚を組むとき何を考えている?(クリエイティブ司書に訊く)

📚文字から棚への宇宙の拡大本は、一冊一冊が編集され組み上げられた情報の繋がりです。文字が重なり文章となり、文章が積み上がりページとなり、ページが章を構成し、章が編み上げられることで本となります。 そうして組みあがった本もまた、別の本と繋がることで別の意味をもつことができます。本と本が「ある並び」に配置されることでそこに文脈が生まれ、その文脈を総括するのが本棚です。そして本棚と本棚ともまた、隣り合う位置関係のもとで複合されていく…。 文字というミクロ・コスモスから本、本棚、

懐かしき「妖し」がここに ー遠藤由実子さん『うつせみ屋奇譚』ー

Twitter上で出会った本が素敵だったので、感想を認(したた)めました。遠藤由実子さんの『うつせみ屋奇譚:妖しのお宿と消えた浮世絵』という、愛のある怪異・冒険小説です。 うつせみ屋奇譚:妖しのお宿と消えた浮世絵(遠藤由実子) 私たちはいつ「妖し(あやし)」への親しみを忘れてしまったのだろう?「大人になったら」と言うのは簡単であるけれど、それはいったいいつからのことだろう? 遠藤由美子さんの『うつせみ屋奇譚』を知ったのは、Twitterでのことだった。たしか柳田國男のこ