マガジンのカバー画像

椎葉村図書館「ぶん文Bun」

52
小宮山剛が「クリエイティブ司書」としてデザインした秘境・椎葉村の図書館「ぶん文Bun」について書いた長めの記事はこちらに上げます!
運営しているクリエイター

#地方創生

「かえりたい図書館」をつくる、深める、広める:椎葉村図書館「ぶん文Bun」のソーシャルイノベーション

※このnote投稿は『専門図書館 特別号2023』において掲載された拙稿『「かえりたい図書館」をつくる、深める、広める:椎葉村図書館「ぶん文Bun」のソーシャルイノベーション』についての転載許可を専門図書館協議会機関誌委員会様よりいただき掲載しているものです。これを機に、ぜひ機関誌『専門図書館』へご興味をいただけますと幸いです。 1.はじめに本稿は、地域おこし協力隊などの立場でKaterie・ぶん文Bunの立ち上げ運営に関与し続けている「クリエイティブ司書」こと小宮山剛が、

+7

「図書館つくりに、秘境まで」司書キャリア講和を実施(クリエイティブ司書Instagramシリーズ)

話します!東京・福岡の変(クリエイティブ司書Instagramシリーズ)

再度の告知となるイベントもありますが、Instagram投稿のLP的にもこちらに詳細情報を掲載いたします! 東京にてリアルイベント(「本の学校」ブレストミーティング)、福岡の団体様主催にてオンラインイベント(BIZCOLI TALK)が開催されます!どちらでも椎葉村図書館「ぶん文Bun」が村の存続に寄与する意義や、図書館の運営自体がソーシャルイノベーションになっている事例をお話しする予定です。 📚BIZCOLI TALK【特集】人と知と地域を繋ぐ図書館🖊「BIZCOLI

仕事で大切にしていることは?(クリエイティブ司書に訊く)

小宮山剛のInstagramで展開している「クリエイティブ司書に訊く」。 今回は、クリエイティブ司書として仕事上大切にしている価値観というか、方策なようなものについて書きます。 📚我が仕事の価値は「コスト」か「投資対象」か?私がクリエイティブ司書(元々は椎葉村地域おこし協力隊のミッション)の仕事として椎葉村から与えられたのは「新しいブックスペースの立ち上げと運営」でした。もちろんこれを淡々とこなすだけでもけっこう大変なのですが、厳しい目でみれば、それだけでは自分の仕事は「

いちばん大変な図書館仕事はなに?(クリエイティブ司書に訊く)

クリエイティブ司書の仕事内容は一般的な図書館仕事~広報ディレクション・観光案内まで多岐にわたりますが「図書館仕事で一番大変なのは何?」ということは、図書館業界の方からたまにお尋ねいただきます。 クリエイティブ司書がどういう思いで棚をつくっているか、棚づくりの思想はどんなものか。ご覧になりたい方は下記記事などご覧ください。 全国ほとんんどの図書館で採用しているNDC(日本十進分類法)は椎葉村の図書空間にふさわしくないと考え、独自の分類方式を構築しました。ここを訪れる方が最も

+6

図書館づくりの参考にした図書館はあるの?(クリエイティブ司書に訊く)

クリエイティブ司書、どんな仕事しているの?(クリエイティブ司書に訊く)

小宮山剛のInstagramに投稿している画像の詳細解説として始めた一連のnote、少しずつ記事がたまってきました。ほかのテーマについても読んでみたいという方がいらっしゃいましたら、どうぞ↓のマガジンのまとめをご覧ください。 📚クリエイティブ司書、どんな仕事しているの?僕は2019年に椎葉村地域おこし協力隊「クリエイティブ司書」として図書館づくりを始めました。その結果立ち上げることができた椎葉村図書館「ぶん文Bun」の運営主担当として、現在は椎葉村役場の職員になっています。

椎葉村図書館「ぶん文Bun」の開館後:「秘境は遠い」、「コロナ禍で行けない」……ぜ~んぶ追い風に!

※この文章は、株式会社未来の図書館研究所さまが発刊するNEWS LETTER(No.5、2021年7月1日)に掲載された小宮山剛執筆の記事について、ウェブ転載許可を得たうえで再掲したものです。校正の都合などで上記未来の図書館研究所様のNEWS LETTERと内容が異なることがありますのでご了承ください※ ◆椎葉村図書館「ぶん文Bun」の開館後:「秘境は遠い」、「コロナ禍で行けない」……ぜ~んぶ追い風に!  日本三大秘境、椎葉村。九州のほとんど真ん中、宮崎県と熊本県の県境に位