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【MTGA】黒単オーラ・アグロ(2021/2ミシック到達)

昨年末にMTGアリーナを初めて、5ヶ月ほど立ちました。緊急事態宣言中ほど、毎日長時間をプレイできないのですが、毎日楽しくプレイしております。また、最近はiOSアプリとしてもMTGアリーナがリリースされており、更にプレイヤーが増えるのではないかと期待されています。

そんな中、以前もご紹介させていただきましたが、MTGアリーナのプレイ動画をYouTubeで配信するようになりました。

こちらは1月26日に最初の投稿を行い、4月1日の時点でチャンネル登録者数は300名を迎えました。ここの記事でも何度かお伝えしているように、プレイヤーはアグロデッキ、とりわけ黒単色のデッキが大好きです。それに呼応してか、見れらっしゃるお客さんも黒好きの方が集まってきているようで、紹介するデッキが「黒デッキか・それ以外か」で明らかにコメント数が異なっているのが面白いです。

さて、このNoteでも自分の作ったデッキの、文章的な解説を行っていければと思います。ムーブメントというより、構築の考え方です。それほど上手いプレイヤーではないのですが、好きに語らせていただければと思います。

プレイヤーは2月、3月において構築BO1ランクマッチにおいてミシック帯へ到達いたしました。せっかくなので、そこで使用したデッキを紹介いたします。まずは2月にミシックへ到達したデッキ「黒単オーラ・アグロ」です。

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デッキ
3 ロークスワイン城 (ELD) 241
2 激しい恐怖 (KHM) 82
19 沼 (KLR) 293
3 ハグラの噛み殺し (ZNR) 106
2 悪ふざけの名人、ランクル (ELD) 101
4 残忍な騎士 (ELD) 97
4 憎しみの幻霊 (THB) 101
4 死の重み (IKO) 83
2 騒音のアフィミア (THB) 84
3 ぬかるみの捕縛 (THB) 106
4 スカイクレイブの影 (ZNR) 125
3 遺跡の碑文 (ZNR) 108
3 悪魔の抱擁 (M21) 95
2 恐怖の神、ターグリッド (KHM) 112
2 大群への給餌 (ZNR) 102

※上記のテキストをすべて範囲選択・コピーし、アリーナで「インポート」ボタンを押すと、デッキを再現できます。

クリーチャーにマイナス修正をつけるオーラエンチャントによってクリーチャーを除去し、1マナクリーチャーである「憎しみの幻霊」の効果で、除去時にドローを引き出すというデッキです。除去に使ったエンチャントは「アフィミア」の効果でゾンビトークンとしてクリーチャー化するため、しっかりと素材を使い切ることができます。そこに「スカイクレイブの影」をフル投入することでより攻撃的に仕上げています。「悪魔の抱擁」による強化で、短期決戦を目指します。

このデッキの原型は2020年の夏に提案されていたようで、私の見たレシピでは白黒の混色デッキ(ルールス相棒)でした。私のデッキはそれを単色化したものになります。そしてカルドハイムがリリースされた1月末に「ターグリッド」を加えて、長期戦にも備えられるように構築しました。

当時も今も、ダイアモンドランクを境目にディミーア・ローグデッキと何度も対戦することになります。また赤の単色デッキとの遭遇率も高く、これらを合わせて遭遇率は6割に達するような環境でした。今でもそこまで変わっていないと思われます。私の黒単色はこれらのデッキに対策したものです。特に白単色デッキは破壊不能のクリーチャーが多いため、マイナス修正で除去することは、かなり刺さったからです(マイナス修正による除去は破壊不能も除去できます)。

単色デッキの場合「土地事故」という制約を大きく無視することができます。土地のタップインもなく、カラーバリエーションのミスマッチも起こりません。しっかり土地枚数さえ確保できればよいのです。最適土地枚数とデッキの平均コストとの関係は数学的にも検証されており、以下のページを参考にさせていただいております。

土地枚数は最後に検討するのですが、土地の枚数よりもまず意識すべきはマナカーブと言われる考え方です。最初のハンド、ドローで引くカードのマナ数の確率分布です。

上記の文中の最後の方にある「スタンダード環境における、最近のグランプリのトップ4のデッキの平均的なマナカーブ」での各マナ帯におけるカード数を参考に、カードを選択しています。もちろん、デッキ思想によっても違いますが、アグロデッキであれば理想的なカーブになります。

ちなみに、今回掲載したデッキを「アグロデッキ」と呼べるかどうかは疑わしいところもあります。除去カードは「残忍な騎士」「遺跡の碑文」まで含めると21枚も搭載されています。単体除去によるコントロールデッキという見方もできます。さらに「遺跡の碑文」や「ランクル」はハンデス(相手に手札を捨てさせる行為)も可能で、その点ではハンドコントロールと言えます。もちろん「ターグリッドのランタン」は場に出てさえしまえば相手の資産をなんらかの形で奪っていけます。

この4月も、環境的にはアグロデッキが多くなっております。これは先月まで一斉を風靡していた根本原理系デッキが単色アグロに負ける自体が頻発しているからです。現在トップメタは白単色と言われており、同時に赤単色も増えつつあります。今回提案した黒単デッキはそこに刺さりますので、ぜひお試しいただければと思います。

さて次回からも、ここまで自作したデッキの解説をさせていただければと思います。引き続きよろしくお願いします。

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