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プロラグビー選手が勉強に本気出してみた4

皆さんこんにちは。

前回の投稿で、大体の1日の流れを紹介させてもらいましたが、

今回は、実際にプログリットでやっている学習内容について1つずつ説明していきます。

ちなみに僕の担当の先生に、
「SNSで学習内容公開してもいいですかね?」
と一応聞いてみたところ、

「社長の岡田から、どんなことでも無限に発信して構わないとのことでした。理由としては、仮にメソッドが競合他社に流れても、我々が売りにしているコンサル力やサポート力は真似できないと自負しているからです。」

とのことで、むしろバンバン発信して他にも英語できる人を増やしてほしいと、なんとも太っ腹なお言葉をいただきましたので、そのところは不安なく発信させてもらいます。

というかプログリットの説明あんまりしてなかったですね。

僕の今やっているプログリットという英語学習塾(?)は、塾ではないな、英語コンサルって感じですかね。一人の生徒に一人のコンサルタントがつき、その人にあった最も効果的な学習方法を提案し続けてくれます。

英語力の伸び=学習生産性×投下時間

ということを謳っており、ここに関しては初回でも話したように僕がスポーツとの親和性をすごく感じました。

下記で紹介する学習法は、第二言語習得論という理論を参考に考えられており、ネイティブじゃない人が話せるようになるための理論に基づいております。

なので、きっとネイティブの人は考えもしないようなことなのかもしれませんが、そこも1つ僕の魅力に感じた部分でもあります。

これをラグビーに例えると
2mの選手にラインアウトの練習で「まっすぐ飛んだら取れるよ。あとはセンス!」と指導されるのと、
背は大きくなくても大きい相手から取れるように考えている選手に、細かい練習方法や技術を指導してもらう

そんな違いがありますね。感覚を言語化されている学問というのは偉大だなと感じます。

英語学習は、大きく

リスニングとスピーキング

に分けられ、

リスニングに必要な「音声知覚」「意味理解」

スピーキングに必要な「概念化」「文章化」「音声化」

という英語学習を5つのステップに分けてトレーニングしております。

学習方法とこの5つのステップをリンクさせて説明していきますね。

〜〜シャドーイング〜〜

それでは、まずは朝イチにやる、シャドーイング(1時間)についてです。


リスニングでよくありがちなのが(僕もそうなんですが、、)、聞いた文章の中で、自分の聞いたことのある単語だけキャッチできるパターンのやつ。それで、「ああなるほどね。」とか思っていたら実はすごい小さな音で「not」とか単語とかも単語の前に「un〜」「in〜」とか入ってたりして、その瞬間文章の意味も逆に捉えちゃったりなんかして。

また、「When I〜」とかも「ウェンアイ」じゃなくて「ウェナイ」って言うんですよね。
おかしいな、中学の時「ウェナイ」なんて誰も教えてくれなかったな。。

このシャドーイングというトレーニングは、
5つのステップでいうところの、

リスニングの「音声知覚」を鍛えるトレーニングになります。

英語を聞いたときに、まずその音を全て正確にキャッチできないと、そのあと頭で考えることすらできないですよね。
そうつまり、だから、この「音声知覚」を鍛えるというのはリスニングをする上でめちゃくちゃ大事なんです。

で、
このシャドーイングとは、流れてくる音声にかぶせるように、同じスピード・同じ発音で話していくトレーニングです。

文章を見ずにできるようにするため、この1時間は僕の1日の英語学習の中で最も集中力が必要とされる項目です。
完全に耳で音をキャッチできていないと無理なので、1つの課題(1分前後の文章)をできるようにするのに、今の僕では最低でも1時間はかかります。(ほとんどの場合それを3日やってようやくできるようになります。。)

シャドーイングした自分の音声は、LINEのボイスレコーダーで録音して、先生に送信します。すると、その日のうちに、送った音声を添削して、具体的なアドバイス、よかったところ・改善点を送ってくれます。

スポーツでもありますよね、コーチからの具体的なフィードバック。
主観的じゃなく客観的な意見というのは自分で気付けない部分に意識が届くようになりますよね。
まさにそんな感じで、毎回気付きがあります。

ちなみに、僕がこれまで取り組んでいたのが、こちらの音源です。

https://www.ted.com/talks/adam_grant_the_surprising_habits_of_original_thinkers

WPM180という難易度でして、
このWPMというのは、
Word Per Minute、つまり、一分間あたりの単語数。

スタートした時はWPM130でしたが、
1日1日少しずつ進んでいって、
先日こちらのWPM180の文章をようやく全てクリア(先生からの合格)できました。
今はWPM190のこちらにチャレンジしています。

https://www.ted.com/talks/laura_vanderkam_how_to_gain_control_of_your_free_time

ちなみに、こんなに速い英語を話せるようになったらもうネイティブじゃん!
っていうのは、全然、全く違いまして、
これはあくまでリスニングのトレーニングの一部です。
タックルのトレーニングだけしてパスのスキルは上がりませんよね。

話しながら単語の意味や文章の意味は全く捉えてません。
音に口を付いていかせているだけです。

何が言いたいのかというと、このリスニングの音声知覚の部分で高強度の負荷をかけておくことで、

WPM150くらいの英語に対して、意味も理解しながら音をキャッチできる状態にする。そのために耳で音をキャッチする能力のみを鍛えまくる

それがシャドーイングなのです。

そんな感じで、プログリットの学習方法は、

科学的に証明された学習方法で、細分化されたその目的のみを達成させるトレーニング方法をやっていっております。

ラグビーを英語学習に例えるなら、
いろんなスキルがある中で、
タックルの練習だけを1時間やってる感じです。

これはまだ実践トレーニングではなく、個人のスキルアップトレーニングです。

今日はこのくらいにしましょうか。

このシャドーイング、
最も自分の変化に気付けるトレーニングで、すごく集中力は必要ですが、その分とても効果を実感できる良いトレーニングです。

ちなみに本田圭佑さんも、シャドーイングに最も重要性を感じていたようです。

次回は、瞬間英作文という学習方法について話していきます。

それでは!


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