東京クラリネットフェスティバル2023 in ブルーノート東京閉幕。"現代クラリネット界の革命家" として、日本一有名なクラリネット奏者になるお話。
2023年3月9日『東京クラリネットフェスティバル2023 in ブルーノート東京』が無事閉幕しました。
ご来場くださった皆様、遠くから応援してくださった皆様、気にかけてくださっていた皆様、本当にありがとうございました。
"東京クラリネットフェスティバル" は、昨年2022年にわたくし辻本美博が【新時代のクラリネット奏者が一堂に会してクラリネットの魅力を拡める演奏会を開催したい！更に学生招待席を300席用意し、新型コロナの影響で演奏活動が思うようにできなかった学生さん達のモチベーションが高まるきっかけを贈りたい！】という想いを持って立ち上げたイベントです。
そんな通称 "東京クラフェス" が2年目にして、日本最高峰のジャズクラブ、ブルーノート東京での開催のお話をいただき、新たな展開を迎えました。そこで今回の開催に向けてイメージしたのは【ブルーノート東京という特別な空間で、様々なクラリネットの音の世界を堪能していただく会(回)】でした。
そのイメージに向かって、ゲストの方々にお声がけさせていただき、今回登場してくださったのが、
御年93歳のジャズクラリネット界のレジェンド、北村英治さん
SNSとリアルの活動を行き来する期待の新星、Akaneさん
のおふたりでした。
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国内外の多くの音楽家、ファンから敬愛されるレジェンド北村英治さんとは、
大学生の頃にNHK BSの企画でご一緒させていただき
2017年に北村英治さんのライブに飛び入りでセッションさせていただき
2019年にクラリネット専門誌『THE CLARINET』の企画で北村英治さんへのインタビュアーを担当させていただき
そして迎えた今回、2023年。念願であった自分のライブにゲストとしてお招きしての共演を実現することができました。
そして登場してくださった瞬間からお姿が見えなくなるところまで、その一挙手一投足に、ステージ上のメンバーも、スタッフさんも、フロアのお客さんも、みんなが惹きつけられるあの感じ。あたたかくて、やわらかくて、自然体で、それでいて、"これぞジャズクラリネット" という音楽を鳴らしてくださる。我々、後に続く者の道をあくまで自然な光で照らしてくださる偉大な先輩のお姿を間近で感じることができた僕は、本当に幸運の持ち主だと思います。
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そして、期待の新星、Akaneさんとは、昨年(2022年)の東京クラリネットフェスティバルで初共演し、現在はわたくし辻本美博が立ち上げた演奏家をサポートするためのプロジェクト『BASE for the ARTIST』で関わらせていただいています。
僕が最初にAkaneさんのことを知ったのはSNSでした。縦型のSNSを駆使してクラリネットを使ったコンテンツを発信し、十数万人のフォロワーから支持されているクラリネット奏者として発見して、『おもしろいな〜、すごいな〜！』と思ったことを覚えています。
その後、僕のライブを観に来てくださったり、お話を聞かせてもらう機会をいただいたりする中で、彼女のこれまでの演奏家としての努力と挫折と葛藤のストーリー(これはこれでまた何かの機会にゆっくり詳しくお伝えしたいお話です) をお聞きして、『これは、微力ながら、何かお手伝いできることはないかな、、？』と、思うようになりました。
その想いが『BASE for the ARTIST』を立ち上げようと本格的に動くきっかけにもなりました。
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そんなおふたりと、わたくし辻本美博のクラリネット3本＋最高の4人の音楽家が音を持ち寄ってくだいました。
辻本美博クラリネットソロプロジェクトの、ギタリスト、アレンジャー、サウンドプロデューサー、バンドマスターを務めていただいています。音と人と物語に寄り添ってくださる素晴らしい音楽家、カワムラヒロシさん。
僕のソロデビューアルバム『Vermilion』でも、クラリネットソロツアーでも、昨年の東京クラリネットフェスティバルでも、要所要所で、変幻自在のプレイとやわらかな安心感を運んできてくださるベーシスト、片野吾朗さん。
BLACK BOTTOM BRASS BANDに彼が加入したのはもう10年程前でしょうか。当時、圧倒的に若くて上手くてビジュアルの良い子がキタっ！となった事を鮮明に覚えています。近年はPOLYPLUS、ドラマ音楽、等の様々な現場でその確かなスキルと誠実な仕事人力で、最高の音を提供してもらっている、ドラマー、横田誓哉くん。
某有名バンドの界隈で(でも音楽の場じゃないところで)知り合い、その次に会ったのは、サッポロビール『SORACHI1984』CM楽曲のレコーディング。その次にあったのは、今回の東京クラフェスのリハーサル。その次に会ったのが今回の東京クラフェス。まだ4回しか会っていない事が本当に不思議で仕方ないぐらい、最高の握手をできたピアニスト、よっしー 善岡慧一くん。
そんな最高のメンバーでつくりあげた音楽は、染み渡るようにフロアのお客様にも伝わり、豊かな音と大きな愛で満ちていく空間を確かに感じました。
そんな中で、演奏したり、観たり、聴いたりする時間は、すべての人を包み込む "音楽の力" を感じる、この上なく幸せな時間になりました。
【2023/03/09 セットリスト】
1. Vermilion(辻本美博)
2. Romance(辻本美博)
3. Bright tone(Akaneさん)
4. Le temps du clarinet chocolat(辻本美博 & Akaneさん) LES TROIS CHOCOLATS PARIS 2023バレンタインコフレテーマ楽曲
5. All of Me(北村英治さん)
6. Memories of Yot(北村英治さん)
7. Close To The Azalea さつきに寄せて(北村英治さん & 辻本美博)
8. Moonlight Serenade (北村英治さん & 辻本美博 & Akaneさん)
9. Tailwind -帆風-(辻本美博) サッポロビール(株)サッポロ SORACHI1984 TVCM楽曲
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わたくし辻本美博は "現代クラリネット界の革命家" として、日本一有名なクラリネット奏者になります。
でも、レースに勝ってひとりで頂上に立ちます！という意味では、決してありません。
『一人で咲くよりも沢山で咲いた方がいい。自分が咲いたなら周囲を咲かせられる優しい人になるといい。』
の精神で、クラリネットをやっている人がクラリネットをやっていることを自慢したくなるような世の中にしたいという目標に向かう道を歩みますという意味です。
この先、「クラリネットの音楽がドラマの主題歌になりました！」とか「クラリネット奏者が紅白に出ました！」みたいなニュースを流すことができたら、「私、あの〇〇ってドラマの主題歌で使われてるのと同じ楽器やってました！」とか「俺、紅白に出てた楽器やってます！」と、クラリネット奏者や愛好家たちが、みんなに言いたくなる感じが出てくる気がしませんか。なんならそれを誇らしく言える感じが出てくる気がしませんか。
そういう現象が起こることを、『現代クラリネット界で革命が起こるということ』と考えていて、それを先導するのが革命家の使命だと思っています。
人にはそれぞれ与えられた持ち場・立場があり、役割があると思っています。そんな中でわたくし辻本美博は僭越ながら『現代クラリネット界に革命を起こすこと』が与えられた役割のひとつだと考えています。なので、そのためには、引き続き、音と人と真摯に向き合い、知恵を絞ることも、手足を動かすことも、一切手を抜かず、多くの人に届けるための努力をして、その結果として、それぞれの持ち場・立場で喜んでもらえる人が増えるように、この “現代クラリネット界” で精進していきたいと思います。
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結びになりましたが、今回の公演をつくり上げるためにご尽力・ご協力くださった、フラッグシップ・アーティスツ 市川氏、ディスクユニオンPlaywright 谷口さん、ブルーノート・ジャパン 谷口さん、大阪医療福祉専門学校 理学療法士 菊地先生、アルソ出版 上原さん、眞鍋さんにもこの場を借りてお礼申し上げたいと思います。
それでは、また、次の "東京クラフェス" も、どうかお楽しみに！！ありがとうございました！！！
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【おまけ写真集】
①やっぱり、ツーショット撮ってもらっちゃいますよねー。だって、嬉しいもん！笑
②クラリネット奏者たちも観に来てくださっていました！元NHK交響楽団のクラリネット奏者 加藤明久さん、昨年の東京クラフェスにも出演してくださっていました 榊原花梨さん、若手ジャズクラリネット奏者 村木龍くん
③日本一グッとくる女性シンガーソングライターNakamuraEmi様も観に来てくださいました！『つーじーはもう、日本を背負って立つ人になったんよんだなーって思った』という、涙が出そうになるほど嬉しいお言葉を終演後に頂きました。
④最強の理学療法士 菊地先生とブルーノート東京のステージで記念撮影。笑
⑤北村英治さんのステージを観ながらなんとかこの感動をパッケージしたいと思ってダッシュで楽屋にiPhoneを取りに行って撮った一枚。
⑥一番のお気に入りの写真を。撮ってくれたアルソ出版 眞鍋さんに感謝。
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