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AI翻訳:川端康成『虹いくたび』の「生の橋」の章から

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川端康成の英訳の本、エドワード・ジョージ・サイデンステッカー訳『Snow Country』(原著『雪国』)はよく知られている。

川端康成の作品には、京都を舞台にしているものが多い。桂離宮は『虹いくたび』の「生の橋」の章の舞台である。桂離宮の周りの様子を伝える箇所がある。

原文

京都としては、この辺りが平らに開けた土地で、近くの嵐山、小倉山の向うの愛宕山、それから遠くの比叡山まで北山がつらなって見晴らせるのだった。東山は霞んでいた。

訳文

As far as Kyoto is concerned, this area was flat and open, and the Kitayama mountains could be seen all the way to nearby Arashiyama, Mt. Atago beyond Mt. Ogura, and Mt. Hiei in the distance. Higashiyama was hazy.

逆翻訳

京都に関して言えば、このあたりは平坦で開けていて、近くの嵐山まで北山連峰、小椋山の向こうに愛宕山、遠く比叡山まで見渡すことができました。 東山は霞んでいた。

コメント

・訳文は素直に受け入れられる。
・山の固有名詞・「小倉山」は当然、Mt. Oguraとなるが、逆翻訳では、「小椋山」となっており、別地の山が引用されたと思われる。
・文語体が自然と思われるのに、「できました。」どうして口語体となったかは不明。

ちなみに、桂離宮は竹の生垣に囲まれており、あたかも竹林の様を呈している、とある。