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大川内直子『アイデア資本主義』のエッセンスは

画像:大河内直子『アイデア資本主義』20-21頁から。

Beyond meだった。「新しい資本主義」って何だろう、と考えていたところ、「アイデア資本主義」が登場。書評も付されており、注目を引いた。「資本主義」は未来のためにいまを我慢して貯め込むという、という人間の性(さが)を対象としている。時代の資本主義は「アイデア」がコアになり、従来型の「資本中心の資本主義」からシフトする。当然、ビジネスモデルも変革する。現代は「アイデア資本主義」を迎えており、アイデアが「主」となり、資本が「従」となる時代である。そんなつぶやきが聞こえてくる。

著書:大川内直子(2021年)『アイデア資本主義』実業之日本社。
*巻末に船曳建夫による「解説」が付されている。

BingAI:

大川内直子『アイデア資本主義』のエッセンスは、資本主義の歴史を文化人類学の視点から分析し、伝統的なフロンティア(空間・時間・生産)が消滅した現代において、アイデアが最後の投資対象となり、その評価や流通の仕組みが重要になるという考え方です¹²。

著者は、資本主義の本質は「将来のより多い富のために、現在の消費を抑制し投資しようとする心的傾向」と定義し¹、その投資は常にフロンティアに対して行われてきたと述べています²。しかし21世紀に入り、領土拡大や技術革新といった外向きの成長は限界に達し、内向きの成長=インボリューションが進んでいます²。その中で、アイデアこそが残されたフロンティアとみなされ、そこに資本が集まる時代が到来したと主張しています²。

また、著者は、アイデアが投資対象になった時代において求められるのは「アイデアを見極める目」だと考えており²、「アイデアのIPO」のような仕組みを提案しています²。これは、ある人が考えたアイデアを、ゲートキーパーが内容を監査し、レイティングを付けて流通させるというものです²。著者は、このようなサービスが今後整ってくることで、「もやっとしているけれど当たれば大きいもの」へのリスクが軽減できると予想しています²。

ソース: Bing との会話 2023/6/27
(1) アイデア資本主義 文化人類学者が読み解く資本主義の .... https://www.amazon.co.jp/アイデア資本主義-文化人類学者が読み解く資本主義のフロンティア-大川内-直子/dp/4408339873.
(2) 投資はアイデアという最後のフロンティアへ:大川内直子── .... https://wired.jp/2021/12/17/vol43-the-world-in-2022-naoko-okawachi-idea-capitalism/.
(3) 経済的な成長だけで「人々の幸福」を計れるのか? 経済学者が .... https://logmi.jp/business/articles/325498.
(4) アイデア資本主義|実業之日本社. https://www.j-n.co.jp/books/?goods_code=978-4-408-33987-0.