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スープは古い時代だし、ごった煮だった

スープは好きだし、「飲んで」来た、スプーンで。でも、最近、飲んでいない。レストランにもいかないし、自分で料理することが多くなっている。パンプキンスープは大好きだが、オニオンスプには思い出したくない記憶がある。

スープの勧めに出会った。

スープはいつ頃から飲まれているのだろうか、いや、食べられていたのだろうか。へーっと唸った。

紀元前1500~1600年頃のエジプトにその歴史は始まります。その頃のスープは、家畜や野性の鳥獣の肉、いろいろな野菜、固くなったパンをいっしょに煮た、一種のごった煮だったようです。そして時代が進み、味の革命が起こります。

11~13世紀のヨーロッパ。十字軍の遠征が香辛料を持ち帰り、スープにあたらしい味覚が始まりました。そして時代とともに料理技術にも磨きがかかり、17世紀フランスのルイ王朝の頃には、正式な献立として、スープも位置づけられるようになりました。

そのフランスで1789~1799年に市民革命が起こり、いままで王様に仕えていた料理人たちが街に出て店を開くようになりました。そこでの看板メニューは、レストランという名のスープ。おいしく、栄養があり、カラダもあたたまるレストラン・スープは、たちまち人気となりました。「スープを食べればその店のコックの腕がわかる」といわれるのは、レストランが、もともとスープから始まったものだからなんですね。

日本スープ協会WEBから