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#45 Think globally, Act locally.

グローバリズムが叫ばれて久しい。

たしかに、地球規模でものごとを考えることは大切だ。でも、今回のコロナに関しては、いわゆる「グローバリズム脳」が仇となった。

COVID19は感染症だが、重要なのは、「免疫」 の関与だ。東アジアでは、もともと4種の土着コロナウイルスがいたおかげで、免疫的に強かった。よって、重症化率も低い。

こうなってくると、単に、世界で同じ対応をすればよい、というものではなくなる。日本のように、単に海外のまねをするだけでは、正しい対応とならない。

日本は集団免疫が既に達成された。
それを信じないとしても、明らかにPCR陽性者が少ない。
明らかに死者も少ない。

日本独自の対応が必要なのだ。

指定感染症を外す。
コロナの特別扱いをやめる。
正しい知識を広める。

まさしく、Think globally, Act locally. だ。

国際保健・公衆衛生を専門とする者の中では、よく知られた言葉であり、自分もこの言葉をとても大事にしてきた。でも今国内では、多くの専門家がこの言葉を忘れ、実践できていないと感じている。

いま一度、この理念を実践しよう。 そんなことを考えている。