ただの会社員が2週間で作ったゲームで賞金百万円を頂いた話
はじめまして
2021年10月、とある海外ゲームコンテストに応募し3位にランクイン、時価100万円ほどの賞金をいただいた、ただの会社員
(兼 自称NFTクリエイター)のサトウタナカ@Tsutaudon7です。
参加したゲームコンテストは、
話題のブロックチェーンゲーム「The SandBox サンドボックス」のGameJamです。 (下図引用:公式mediumより)
このnoteでは、ゲームコンテスト「The SandBox-GameJam-」への参加方法と私の体験談(注意すべきこと)、そして国内クリエイターさんが公開して下さっている攻略情報をご紹介します。
1)獲得した賞金について
$SANDは、ゲーム内で使用される仮想通貨です。(2021年10月受取り時点の市場価格 87円/SAND)、LANDは、ゲーム内で使用される土地です。1×1は、1つの土地を表しています。(2021年10月時点のNFT市場価格では、15万円で取引されています。)
1位: 約350万円 + 土地NFT約15万円
2位: 約175万円 + 土地NFT約15万円
3位: 約 87万円 + 土地NFT約15万円
このように法定通貨ではなく、仮想通貨ではありますが多額の賞金が設定されているのが特徴です。さらに今回は授賞式にて賞金のブーストが発表され、参加者全員へ 5,000SAND(約43万円)が贈られました。
以上が今回、第6回目のGameJamの賞金でした。非常に魅力的ですよね。(2021年10月31日には、約200円/SAND 市場の期待値は高そうです)
2)The SandBox とは?
本題へ入る前に、「The SandBox」がどんなゲームであるか少しだけ紹介いたします。
「The SandBox」は、仮想通貨にも使用されているブロックチェーンの技術を活用したゲーム「 ブロックチェーンゲーム(BCG)」です。
公式のPRビデオが非常に分かりやすいです(52秒の動画です)。
「The SandBox」は、Metaverseと呼ばれるデジタル仮想空間内に、土地(LAND)があり、物・キャラクター(ASSET)があり、通貨(SAND)があります。プレイヤーがこれらの要素にどう関わるかは自由です。
2020年3月にはスクウェア・エニックスなどから201万ドル(約2億2千万)の出資を受けており、今後の展開が期待されています。
<The SandBox に興味を持たれた方は、以下の情報も是非チェック下さい>
■ラフに知りたい方
■ディープに知りたい方
3)The SandBox のゲームコンテスト「GameJam」とは?
The SandBox-GameJam-は、公式運営のコンテストで現在は不定期に開催されています。毎回、異なるテーマが設定され、世界中のゲームクリエイターが思い思いのゲームを作り競い合います。
そして、クリエイター支援のため公式サマが高額の賞金を設定してくれているのも非常に大きなポイントです。
我々は、コンテンツ制作者がプラットフォーム上で質の高いゲームやアセットを作ることを支援するために、SAND基金をつくりました。SAND基金はすでに17つのプロジェクトに資金を提供しています。
(引用:BTCBOXインタビュー記事より)
4)The SandBox-GameJam-参加方法
ポイント:『参加費無料、特別な参加資格は必要ありません。』
※過去、特別なAsset購入が参加条件のものはありましたが
公式Discordで特別なケースであったことがコメントされています。
基本的には参加費無料と考えてよさそうです。
4-1)必要なもの:
① PC
② ネット環境
③ 専用作製ソフトーGameMaker
(公式WEBサイトから、無料でダウンロード)
④ 仮想通貨用ウォレット
⑤ 時間
① PCの推奨スペックについて(引用:公式サイトより)
個人的な意見となりますが、3D描画に対応できるそこそこのPCが必要と思います。
③ 専用作製ソフト
公式サマが準備してくれています。この次の章でふれますがとても使いやすいソフトで、ノーコード(プログラミング必要なし)です。
④:仮想通貨用ウォレット
作製に使用するモノ(ASSET)の登録や、賞金の受取りに必要です。私はMETAMASKというウォレットを使用しています。開設方法は、コインチェックさんの記事が分かりやすいです。
⑤ 時間
GameJamのスケジュール次第ではありますが、みなさんの日常で制作に使える時間は限られていると思います。私も時間については大変苦労しました。(場合によっては、家族の賛同・理解も必要と思います。)
一緒にがんばりましょう!
4-2)申し込み方法:
(本note投稿時では)GameJamごとに下記のような応募サイトが立ち上がります。英語サイトですが、Google翻訳サマで乗り切れます!
情報は公式Twitter、Discordでもアナウンスがあります。
サイトには、テーマ、スケジュール、賞金、評価ポイントなど概要のほか、専用申込みフォームの案内が記載されています。
参加者は、案内に従って
・ゲームをつくる
・ゲームをThe SandBox GameMaker内のギャラリーに共有する。
・専用申込みフォームを完成させる!(重要なので後述いたします)
これらのミッションを完遂しなければいけません。
5)どんな風にゲームを作るのか?
こちらの公式動画(41秒)を是非ご覧ください。
ゲームをつくるのは、プログラミングとか必要に思いますがThe SandBoxのGameMakerは、ノーコードなのがポイントです。基本操作は、クリックと関連付けのための単語を組み合わる作業になります。
ただ、動画には「BUILD YOUR GAME!QUICK AND EASY!」とありますが
そこまで簡単なのか・・・?
私は最初、正直むずかしいと感じました・・・。
はじめてGameMakerを開いたとき、英語説明しかなく、視点を動かせずにそのまま3週間は開きませんでした。
(皆さん!視点回転は「ALT」+左クリック+マウス操作です!)
ですが大丈夫です。
現在、国内には素晴らしいゲームクリエイター様がおられYoutubeにて、素晴らしく分かりやすい解説動画をアップしてくださってます。感謝しかありません。
■Shoさん(@AT0xeRpWwHsSdlS)のYoutubeチャンネル
素晴らしい動画、これから始めようという方は「1ヶ月」短縮できます。
ShoさんもGameJamの常連サマです。いつもお世話になっております。
■鳩豆ボタンさん@wizon_button のYoutubeチャンネル
The Sandbox 公認Creator様です。基本操作から応用まで学べちゃいます。本当に詳しく教えてもらえます。いつもお世話になっております。
6)GameJam の体験談と注意事項
ここでは、これからGameJamに挑戦される方へ向けて、第5回、第6回と参加した私の体験からアウトプットさせていただきます。
6-1 実はゲームを作るだけじゃない!!
エントリーフォームの罠
実はGameJamはゲームをつくって、登録して完了ではありません。下記のようなエントリーフォームを完成する必要があります。第5回、第6回もほぼ同じ内容でした。
(スキャンで見にくいのですが)
オレンジ箇所は、公式案内どおりに進めれば問題ありません。
問題はグリーン箇所、つくったゲームの
⑧概要説明(英語)、⑨PR用GIF、⑩PR用動画(SNSへアップ)、英語が得意な方、GIF作製経験のある方、Youtube活動されている方は問題ないですが、未経験だった私は初回、かなり時間が取られました。
⑧概要説明(英語)
・WEB翻訳サービス:DeepL、みらい翻訳 を駆使して乗り切りました。
⑨PR用GIF(⑩PR動画を元に作製すると楽でした)
・無料では、Ezgifさんが多機能で助かりました。容量も調整できます。
・有料では、iPadのImgPlayというアプリが使いやすいと思います。
⑩PR用動画作製と、Youtubeへのアップ
第5回のGameJamでも映画のようなPR動画が多数ありました。第6回目ではさらにレベルが上っていたと感じました。GameJamは、コンテストではありますが、正式リリースへ向けた「The SandBoxのゲームクリエイター」として今からアピールできる絶好の機会とも言えます。
参考にはなりませんが、第6回で私が作ったゲームのPR動画です。
6-2 スケジュールに注意
こちらは第6回Gamejamのスケジュールです。
9月 6日 アナウンス、登録開始
9月19日 登録終了
9月20日 審査
10月16日 表彰式
今回は、2週間しか時間がありませんでした・・・。
この期間内に「ゲームの完成」、「エントリーフォームの完成(GIFや動画)」を行わなければいかず、なかなかタイトでした。
参加者の皆さま、本当にお疲れさまでした。
ただし、全てのGameJamがタイトなスケジュールではなく、第5回は規模が大型であったため正式には当初1ヶ月、トラブルで1ヶ月延長となり、2ヶ月間期間がありました。
【重要】締め切り時間が明記されていない!
これまでのGameJamでは、締切時間が明記されておらず、公式Discordでも質問がよくされています。第6回の正式な締め切り時間は、「日本時間では、9月20日13:59」にエントリーフォームが閉鎖されるとのことでした。期間が短いGameJamの場合は、非常に重要です。
公式Discord、公式Twitter等での情報収集が大事です。
<これからTheSandBoxに登録し、GameJamへのエントリーされる方へ>
以上のことから、これからTheSandBoxに登録し、GameJamへのエントリーを考えられている方は、次回GameJamが始まる前に、GameMakerに慣れておく、GIF作製や動画編集も少し調べておくと、スムーズに抵抗なく参加できると思います。
6-3 私が参加したGameJamの情報と
次回の第7回GameJamについて
■エントリー数
・ 第5回 “A Glitch in the Metaverse” Game Jam :63
・ 第6回 The Sandbox Game Jam — Beast Quest :45
まだまだ参加数は少ないと感じます。今後、多くのコラボレーションも企画されており、GameJamへの参加数も増えてくると思います。
さらに第5回から、オリジナルASSETの使用(登録後)も可能になっておりより独創的なゲームが出てくるでしょう!
・次回、第7回目のGameJamについては、公式サイトや発表はまだですが、公式Twitch、DiscordでTheSandBoxスタッフからコメントが出ています。
次回はどうやらコラボ中の「The Walking Dead」がテーマのようです!
There is a new contest starting for The Walking Dead soon that you can try entering.
(公式Discordより引用:KamiSawZe#0001氏 2021/10/25 13:49)
(引用:TheSandBox公式サイトより)
人気のコンテンツなだけに、参加者は多いと予想されますが、大型コラボについては賞金設定も大きいと予想されます。
【追記】現在、第7回GameJam開催中です!!
(参加賞あり)
7)実は、その他のコンテストも沢山あります。
TheSandBoxでは、ゲームつくる以外にもゲーム内で使用するあらゆるモノ・キャラクターをつくる「Voxel Artist」サマがおられます。Voxel Artのコンテストも数多く開催されており、こちらも多額の賞金が設定されております。
下記は過去の例で、総額100,000SAND(時価約1千万円)です・・
また、GameJamやその他のコンテストについても今後継続して開催する計画が、公式ホワイトペーパーに記載されております。
まだまだチャンスがあります!!
わたしもスキルアップのために、頑張って参加したいと考えております!
8)最後に
わたしは単純にTheSandBoxでのゲーム作製が楽しいです。それがコンテストという形で世界へ発信できるのも日常生活の中では、かなりエキサイティングな経験でした。
The SandBoxの目指すところは、プロジェクトのホワイトパーパーに記載されています。是非ご確認ください。
(リンク:The_Sandbox_Whitepaper_2020.pdf)
またTheSandBox関連のオススメ動画に、コインクラブジャパンさんによるTheSandBox COO セバスチャンさんのインタビューがあります。
TheSandBoxが如何にクリエイターを大事に考えているのかが分かり、わたしは非常に感銘を受けました。
さらにThe SandBoxは、ただのオンラインゲームではなくDAO化(分散自立型組織)を目標にしています。The SandBoxの世界には、土地、モノ、通貨が揃っています。これらがDAO化すれば、本当に新しいひとつの世界が生まれるかもしれません。面白い時代ですよね。
わたしはこれからもTheSandBoxを応援し、自分も参加していきたいと考えております。
◆最後のさいごに、
わたくしの宣伝をさせてください。
わたくしサトウタナカ@Tsutaudon7は、自称NFTクリエイター活動も行っており、NFTコレクションをOpenseaにて展示販売中です。
デジタル展示室「CYBER]にもNFTを展示しております。
CYBERさん、スゴイです。
スマホからも入場できますので是非お立ち寄りください。
◆展示会場のリンク◆
今後は、The SandBoxでもGameJamでいただいたLAND(土地)を活かして、NFTワールドの作製も妄想中です。
The SandBoxでは、【 サ ト ウ タ ナ カ ラ ン ド (仮)】建設予定。
情報は継続してツイッターより発信して参りますので、
フォローいただけるとうれしいです。(サトウタナカ@Tsutaudon7)
ガマン出来ずに筋トレ関連も、ツイートしてしまうかもしれません・・・。
Shoさん(@AT0xeRpWwHsSdlS)、鳩豆ボタンさん(@wizon_button)
本noteへ掲載許可いただき誠にありがとうございました!
また次回のGameJamで!
(私の腰痛がもてば・・・) 敬具