蔦まみれのススメ

蔦にまみれた建築物=「蔦まみれ建築」について語っていくWEBマガジン的ブログです。蔦ま…

蔦まみれのススメ

蔦にまみれた建築物=「蔦まみれ建築」について語っていくWEBマガジン的ブログです。蔦まみれ建築マニアの蔦井タツが書いています。

マガジン

記事一覧

【フィロソフィーの蔓】(1)寄り道を愛せ

蔦まみれ建築は、色々なところにあるけれど、それなりに見つからないものです。 グーグルマップには表示されない、ある程度存在する場所の絶対的な条件はない…など、どこ…

無効化する蔦まみれ② 遮ル蔦

デジタルフリーペーパー「蔦まみれのススメ Leaf vol.13」更新しました。 這った対象物の役割を無効化する蔦まみれ建築②です.

写真集を作った話 〜素人製本制作記〜

写真集を作りたい 「写真集を作りたい」と思ったので作ってみた。 きっかけは去年行ったアートブックフェア。 テーマも形態も様々な本が販売されており、「本ってどんな形…

無効化する蔦まみれ① 封ズル蔦

デジタルフリーペーパー「蔦まみれのススメ Leaf vol.12」更新しました。 這った対象物の役割を無効化する蔦まみれ建築をまとめてみました。

蔦まみれ行脚 上野・鶯谷・日暮里

デジタルフリーペーパー「蔦まみれのススメ Leaf vol.11」更新しました。 蔦まみれ行脚上野・鶯谷・日暮里編です。

退廃耽美 クサリ型

デジタルフリーペーパー「蔦まみれのススメ Leaf vol.10」更新しました。 今回のテーマは退廃で耽美なクサリ型特集です。

蔦まみれ行脚番外編 名古屋編

先月は、蔦まみれ行脚名古屋編だったので、 今月はそのスピンオフ漫画です。 名古屋も蔦まみれ建築がたくさんあって楽しかったです。 地域によって、緑化目的のものもあれ…

蔦まみれ行脚 名古屋編

デジタルフリーペーパー「蔦まみれのススメ Leaf vol.9」更新しました。 今年最後は蔦まみれ行脚名古屋編です。 良いお年を!

ネーミングの話

私の活動に多用している「蔦まみれ建築」と「All covered with Ivy」。 これら2つの名前には少々こだわりがあります。 今回はそれについて語らせていただきます。 蔦まみ…

IVY MONSTER〜蔦まみれモンスター〜

デジタルフリーペーパー「蔦まみれのススメ Leaf vol.8」更新しました。 ハロウィンが近いので、モンスター型特集です。 ノドで分かれてしまってる文章は、以下のように書…

スキマと蔦

蔦まみれのススメvol.7は、「スキマと蔦」です。 建物のスキマは蔦がよく這っていることが多く、蔦まみれ建築を探す際に良いポイントになります。

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蔦まみれ行脚番外編 広島・岡山編 その3

 ラストの岡山・総括編でした。  岡山に行った日は雨が降ってて、撮影するのも歩き回るのも大変でしたが、良い蔦まみれ建築がたくさんあって疲れが吹っ飛びました。  …

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蔦まみれ行脚番外編 広島・岡山編 その2

 呉・尾道編でした。どちらも物語の中のような風景で、歩くのが楽しかったです。  呉は、海上自衛隊の港があり、大和ミュージアムをはじめとした軍港や海上自衛隊に関す…

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蔦まみれ行脚番外編 広島・岡山編 その1

 今回の広島・岡山旅行は、蔦まみれ建築も充実してて楽しかったのですが、それ以外の場所も興味深いところがいっぱいあったので旅行記録を書きました。3週に分けてお送り…

蔦まみれ行脚 広島・岡山編

デジタルフリーペーパー「蔦まみれのススメ Leaf vol.5」更新しました。 今回は広島・岡山スペシャルです。 広島と岡山に行って蔦まみれ建築を探しました。

蔦本 イメージから読み解く蔦

「蔦まみれのススメ vol.5」はテキストで更新いたします。 梅雨になり、雨で家にいる時間が増えますね。 そこで、蔦に関する書籍(蔦本)についてお話しします。  蔦は植…

【フィロソフィーの蔓】(1)寄り道を愛せ

蔦まみれ建築は、色々なところにあるけれど、それなりに見つからないものです。 グーグルマップには表示されない、ある程度存在する場所の絶対的な条件はない…など、どこにあるか特定できません。 そのため見つけるためには、隅々まで目を凝らし、より多くの場所を探し歩くしかないです。 すごくアナログですね。 使えるハイテクツールを強いてあげるなら、ストリートビューでしょうか。 現地に行かなくても散策ができます。 でも、情報が古いことがあるので、実際に見に行ったら更地になってたということが

無効化する蔦まみれ② 遮ル蔦

デジタルフリーペーパー「蔦まみれのススメ Leaf vol.13」更新しました。 這った対象物の役割を無効化する蔦まみれ建築②です.

写真集を作った話 〜素人製本制作記〜

写真集を作りたい 「写真集を作りたい」と思ったので作ってみた。 きっかけは去年行ったアートブックフェア。 テーマも形態も様々な本が販売されており、「本ってどんな形でも良いんだ」とすごく刺激を受けた。 大量印刷することは考えず、一冊だけ手間を掛けて自由な本を作りたいと思った。 計画 本棚の中に突如現れる蔦まみれの本のようにしたかったので、蔦まみれな壁面を表紙に印刷したデザインにしようと思った。 本棚に本が並ぶ姿と街で建物が並ぶ姿が似ていると思うから、それを再現したかった。

無効化する蔦まみれ① 封ズル蔦

デジタルフリーペーパー「蔦まみれのススメ Leaf vol.12」更新しました。 這った対象物の役割を無効化する蔦まみれ建築をまとめてみました。

蔦まみれ行脚 上野・鶯谷・日暮里

デジタルフリーペーパー「蔦まみれのススメ Leaf vol.11」更新しました。 蔦まみれ行脚上野・鶯谷・日暮里編です。

退廃耽美 クサリ型

デジタルフリーペーパー「蔦まみれのススメ Leaf vol.10」更新しました。 今回のテーマは退廃で耽美なクサリ型特集です。

蔦まみれ行脚番外編 名古屋編

先月は、蔦まみれ行脚名古屋編だったので、 今月はそのスピンオフ漫画です。 名古屋も蔦まみれ建築がたくさんあって楽しかったです。 地域によって、緑化目的のものもあれば、野生の蔦も混ざっている印象でした。 観光については、 名古屋城は絵の5000倍以上綺麗でした。(粗末な絵ですみません…) 襖の絵もいいですし、欄間の彫刻も豪華で美しかったです。 名古屋メシも、みそ味が好きな自分としては美味しいものだらけでした。 ぴよりんは朝8時すぎに行きましたが、すでにたくさんの人が並んで

蔦まみれ行脚 名古屋編

デジタルフリーペーパー「蔦まみれのススメ Leaf vol.9」更新しました。 今年最後は蔦まみれ行脚名古屋編です。 良いお年を!

ネーミングの話

私の活動に多用している「蔦まみれ建築」と「All covered with Ivy」。 これら2つの名前には少々こだわりがあります。 今回はそれについて語らせていただきます。 蔦まみれ建築「〜だらけ」や「〜みどろ」など、何かがたくさんある状態を表す言葉はいくつか存在します。 その中でも「まみれ」という言葉を選んだのは、 まず、漢字だと「塗れ」書くように、「一面にたくさんついている状態」を表しているのが、蔦でびっしり覆われた建物を指すのにふさわしいと思ったのです。 また、

IVY MONSTER〜蔦まみれモンスター〜

デジタルフリーペーパー「蔦まみれのススメ Leaf vol.8」更新しました。 ハロウィンが近いので、モンスター型特集です。 ノドで分かれてしまってる文章は、以下のように書いてます。 「モンスターのように 見える「モンスター型」の蔦まみれ建築 は街中にこっそりと潜んでいる。ハロウ ィンの夜にも出没するかもしれない…。 今回は彼らの仲間を紹介!」

スキマと蔦

蔦まみれのススメvol.7は、「スキマと蔦」です。 建物のスキマは蔦がよく這っていることが多く、蔦まみれ建築を探す際に良いポイントになります。

蔦まみれ行脚番外編 広島・岡山編 その3

 ラストの岡山・総括編でした。  岡山に行った日は雨が降ってて、撮影するのも歩き回るのも大変でしたが、良い蔦まみれ建築がたくさんあって疲れが吹っ飛びました。  倉敷アイビースクエアは本当に蔦まみれ!その影響なのか、倉敷はいたるところに蔦まみれ建築がありました。同じ種からなのか?  食べ物も美味しいものばかりでした。カープの試合を見ながら広島焼を食べた時は「広島を堪能している!」感があり、さらに美味しかったです。  あと、「むすびのむさし」の若鶏むすびが恋しい…。おにぎりも

蔦まみれ行脚番外編 広島・岡山編 その2

 呉・尾道編でした。どちらも物語の中のような風景で、歩くのが楽しかったです。  呉は、海上自衛隊の港があり、大和ミュージアムをはじめとした軍港や海上自衛隊に関する資料館もあります。  中でも海上自衛隊の艦船を巡るツアーが楽しかったです。ガイドさんの解説も興味深くて、より鑑賞を楽しくしてくれます。  『この世界の片隅に』の舞台にも行きました。観光案内所でマップをもらい、作品に登場した場所にいくつか行ってみました。  尾道は、山側と海側でそれぞれ違う面白さがありました。  

蔦まみれ行脚番外編 広島・岡山編 その1

 今回の広島・岡山旅行は、蔦まみれ建築も充実してて楽しかったのですが、それ以外の場所も興味深いところがいっぱいあったので旅行記録を書きました。3週に分けてお送りします。  広島市には戦争遺跡を見学したくて行きました。元々そういった資料に興味があり、今回の旅はそれらを見に行くのが最大の目的でした。  平和記念資料館(原爆資料館)は、昼間に行ったこともあり、すごい混んでて思う存分展示を見きれなかったので2日行きました。2回目は開館直後に行きましたが、もうすでに来場者が居ました

蔦まみれ行脚 広島・岡山編

デジタルフリーペーパー「蔦まみれのススメ Leaf vol.5」更新しました。 今回は広島・岡山スペシャルです。 広島と岡山に行って蔦まみれ建築を探しました。

蔦本 イメージから読み解く蔦

「蔦まみれのススメ vol.5」はテキストで更新いたします。 梅雨になり、雨で家にいる時間が増えますね。 そこで、蔦に関する書籍(蔦本)についてお話しします。  蔦は植物としても興味深いものですが、その強靭な生命力と繁殖力から「再生」や「復活」「子孫繁栄」などのイメージとしても扱われてきました。また、かつては食べ物として嗜まれていました。  この文化やイメージを紐解いていくと、古代より蔦と人間の生活は深い繋がりがあったことがわかります。  今回は「再生と復活」「繁栄」「食