最後まで陸上をやり抜きたい/中村脩希

対馬トラッククラブ編集部です。
対馬トラッククラブは対馬で頑張る陸上選手を応援しております！今回は県高校総体へ向けて対馬高校陸上部さんの3年生に最後の県高校総体へ向けてインタビューをさせていただきました。

記念すべき第1回は対馬高校陸上部主将の中村脩希選手です！

インタビューを始めるというと、めちゃめちゃ緊張して脇汗がすごいと言う中村脩希選手はソフトテニス部だったそうです。

「元々長距離が好きで、高校時代にしか出来ないことに真剣に挑戦したいと思い陸上を始めること、強豪校へ進むことを決めました。」

しかし、強豪校での練習は想像以上に大変なもので、高校1年生の終わりには身体も心もついていくことができず、陸上を辞めることになります。

高校2年生に上がるタイミングで、対馬に戻り対馬高校へ編入します。

最後まで陸上をやり抜きたかった

もう一度陸上に戻ってきた理由
「強豪校でうまくいかずに一度辞めた陸上に悔いがありました。このまま終わりたくない、どうしても最後まで陸上を悔いなくやり抜きたかったんだと思います。」

彼はこう話してくれました。

「陸上の長距離はキツいですが、走り終わった後にはとても達成感があるんです。高校1年生に1日に1500mと5000mに出たときに両方で自己ベストが出たんです。それが出たときに気持ちよかったです。」

キツい種目だと言いながらも、ベストが出た時の気持ち良さを思い出すように嬉しそうに話してくれました。

「対高の陸上部は強豪校に比べて少人数だし、島内の小中で知っている子が集まっているから仲が良いし、何でも言い合える関係性です。少ない人数だと自分たちで工夫して練習することも楽しかったです。また、対馬に帰ってきてやっぱり対馬の雰囲気が良いことを感じました。ジョギングしていると地域の方が頑張ってと声をかけてくれますし、対馬の海や山、川などの自然はやっぱり落ち着きます。」

対高陸上部や対馬島民の良さも教えてくれました。

最後の県高校総体へ向けて

「最後の高総体では1500mと5000mの両方で自己ベストを出してもう一度あの気持ち良さを味わいたいです。チームとしても全員がベストを出してこのチームで戦う最後の高総体をみんなで笑顔で終えたいです。また、陸上を真剣にやりたいと思って、強豪校に行かせてもらってそこで辞めてしまったけど、もう一度対高で陸上をやることを応援してくれた両親にありがとうと伝えたい。そして、一緒にここまで楽しく陸上を続けることが出来たのは顧問の先生や仲間のおかげです。感謝しています。」

対高陸上部主将、中村脩希選手が最後の最後まで陸上をやり抜く姿を見届けたいです。

長崎県高校総体まであと10日

中村 脩希(なかむら はるき)
1500m 4分28秒、5000m 17分08秒
 2006年1月23日 峰町出身
西小学校-西部中学校、中学時代はソフトテニス部。
趣味はジョギング。峰の陸上競技場近辺へ60-90分程度気分転換で走ることが多い。一番の仲良しは永留康靖で保育園からずっと一緒。
好きな陸上選手は神野大地。

文：対馬トラッククラブ編集部
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