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ちんこすこう開発者は見た!#05 真面目そうな変質者『琉球情歌集』とは

半皮とぅる男根(たに)や 穴尋(と)めてい入(い)ゆい
半皮らん者や あま見くまみ――。

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これは古琉球より伝わる美しい民謡の一節。ではない。筆者が沖縄に移住するにあたり土地のことを理解しようと購入した書籍『話のチャンプルー(兼城清勇著)』にて紹介されている情歌である。ちなみに意味は「皮むきペニスは穴を見つけて入った。包茎野郎はキョロリキョロリ」とある。とんでもない下ネタをいきなり放り込んでくるこの本だが、

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非常に牧歌的な装丁である。

そんな見た目が真面目なこの本には「沖縄の人はご存じですよ、押さえといてくださいネ」とばかりに沢山の情歌が掲載されていたので、早速職場の上司や同僚に「沖縄の情歌ってやばいですね」と振ってみるも、帰ってくるのは「は、なんかそれ?」という反応。情歌自体誰も知らないどころか、変態かよお前的な視線すら投げつけられたものだ。

折角なのでもう一首紹介しよう。大変下品な下ネタではあるがアカデミックな観点から読んでいただければ幸いだ。

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半皮切りカブト 銭小喰てぃちかん 
またん拾頭いみ すぐてとらさ

意味は「この金遣いのあらいチンポコめ、またもや頭をもたげてきやがった。ええい、叩いてやろうか」とのこと。最早、悪いクスリで自らの下半身に幻覚を見ている危険な状態だ。しかし「チンポコ」と訳しているあたりこの本の著者のバイアスがかなりかかっていることが垣間見える。陰茎や、男性器、でもいいのに、なぜ「チンポコ」。

他にもたくさんの下ネタ、もとい、琉球情歌が掲載されているこのエロ本のおかげで「ちんこすこう」が許されるかもと思ったわけだが、その他のページの「若者の新方言辞典」と題したコーナーでは、方言として「チョーカワイイ(とっても可愛い)」などと紹介。いやそれ方言じゃないし!とにかく突っ込み所が満載なこの本。気が向いたら今後も取り上げていきたいと思う。

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