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野球記事まとめ

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#パ・リーグ

パ・リーグ 今季最も単打、二塁打、三塁打、本塁打を放ったのはそれぞれ誰か?〜2020年度 各塁打ごとの上位打者ランキングをまとめてみた〜

パ・リーグにおける、単打、二塁打、三塁打、本塁打ごとの上位打者ランキングをまとめてみました。以前シーズン中にこちらの記事で取り上げたものを、シーズン終了に伴う確定データで掲載していきます。 総安打数のランキング 総安打数のランキングは以下のとおり。柳田悠岐選手が最多安打となる146安打を記録しています。なお、最高打率は吉田正尚選手の.350でした。総安打数では、柳田悠岐選手、吉田正尚選手、鈴木大地選手が僅差で競いました。鈴木大地選手は、打率は.295と3割未満ですが、パ・リ

今季抜群の安定感を見せる西武の勝ちパターン【森脇→平良→増田投手】をデータとともに分析

パ・リーグのCS争いも大詰めを迎えました。猛烈な追い上げを見せる埼玉西武ライオンズ。今季は特に中継ぎ陣の活躍が光ります。今回は西武の中継ぎ陣の活躍をデータから見てみましょう。 7回 森脇 → 8回 平良 → 9回 増田の勝利の方程式今季の中継ぎ陣の安定はなんといってもこの勝ちパターンの3人でしょう。それぞれの成績は以下のとおり。 独特な変速フォーム 森脇 亮介投手 7回を任されることが多い森脇 亮介投手は今季2年目。開幕当初から勝ちパターンを任されていたわけではなく、安定

パ・リーグ 単打、二塁打、三塁打、本塁打ごとの上位打者ランキングをまとめてみた

パ・リーグにおける、単打、二塁打、三塁打、本塁打ごとの上位打者ランキングをまとめてみました。(10月29日試合終了時点のデータとなります。) ↓※2020年度シーズン終了に伴い、確定データで再度投稿しました。 ちなみになぜまとめてみたかといいますと、調べる前は打率上位の打者が、単打、二塁打、三塁打、本塁打それぞれ満遍なく並んでいるかとイメージしていましたが、安打種別毎に結構顔ぶれが違い、それぞれ個性が見て取れることが興味深かったためです。 総安打数のランキング10月29

なぜ福岡ソフトバンクホークスは、千葉ロッテマリーンズに苦戦しているのか〜データで見るプロ野球〜

千葉ロッテマリーンズが、福岡ソフトバンクホークスに1ゲーム差(2020年10月1日時点)と優勝争いが過熱するパ・リーグ。そんな首位ソフトバンクですが、ロッテに対する対戦成績を現時点で4勝10敗1分と、昨季と同様苦戦している状況です。 今回は、そんな両者の対戦成績をデータから見て、なぜソフトバンクは、ロッテマリーンズに苦戦しているのか分析していきましょう。 打率での成績比較〜ロッテは対ソフトバンクで大幅増〜打率を全球団に対する通算とで比較した場合がこちらになります。通算の打

パ・リーグ最多勝争いに新たな刺客 ロッテ・美馬投手 5連勝で7勝目

パ・リーグの最多勝争いに新たな刺客が現れました。当初、開幕8連勝で圧倒的に勝ち星を積み上げていた楽天・涌井投手ですが、ここ3試合は負数2、勝ち負けつかずが1となり少し停滞気味。一方、ロッテ・美馬投手が5連勝で勝数7となり、最多勝争いに名乗りを上げ猛追しています。 そんな2人の投手ですが、涌井投手は金銭トレードでロッテから楽天に移籍しての1年目、美馬投手はFAで楽天からロッテに移籍しての1年目ということで、チームを入れ替わった同士の最多勝争いとなっています。 最多勝争いの順

西武 内海哲也投手の「安定感」を、指標上から巨人時代と比較

8月22日のオリックス戦で708日ぶりの1軍登板を果たし、9月2日のロッテ戦では743日ぶりの勝利を遂げた埼玉西武ライオンズ 内海哲也投手(38)、これまで3試合に登板し、西武の先発ローテーションに定着しつつあります。(※2020年9月10日時点の情報です。) 今回はそんな内海哲也投手を、「安定感」という観点から「BB/9」と「WHIP」という2つの指標をもとに、巨人時代と今季の比較を行うと、非常に安定した投球をしていることが見えてきたという話をしていきたいと思います。(も

【データで見るプロ野球 パ・リーグ】首位 ソフトバンク、 2位 ロッテと3位 楽天の決定的な差は対オリックス戦にあり

首位ソフトバンク、2位ロッテ、3位楽天の優勝争いが続くパ・リーグ。2020年度前半戦の振り返りとして、前半戦(〜8月末)の戦績を分けた決定的な差は、オリックス戦にあるという話をしていきたいと思います。 前半戦は1位 ソフトバンク、2位 ロッテとなった前半戦の指標を見てきましょう。ソフトバンクは、防御率3.30と投手力が光りました。頭数が揃っている先発陣による余裕のあるローテーション、そしてリリーフ陣ではモイネロ投手、森投手が安定した活躍見せました。本塁打も75本と他球団を圧

【福岡ソフトバンクホークス・モイネロ投手】 驚異の奪三振能力 奪三振率「16.84」のスゴさ、歴代記録との比較

2020年度 前半戦、福岡ソフトバンクホークスでリリーフとして大車輪の活躍を見せたモイネロ投手。ファンの間では「三振しか奪えない男」の異名もあるとか。今回はそんなモイネロ投手の奪三振能力のスゴさを、奪三振率とは何かに触れた上で、モイネロ投手の奪三振率「16.84」に着目して見ていきたいと思います。※2020年度 8月末時点の数字です。 モイネロ投手の圧倒的な投球動画その前に、モイネロ投手のスゴさはこの動画を見ておくと実感できます。 奪三振率とは何か今回はモイネロ投手の奪三