見出し画像

ゲーミフィケーションと進化論マーケティング

「進化論マーケティング」(鈴木祐 すばる舎)
仙台の丸善アエル店で見つけて、新潟で購入。

年末年始の読書ラインナップの1つに。
本能を8つに分類して、そのそれぞれに対する
アプローチを指南してくれる1冊。
テクニック本と言えばテクニック本なのだけど。

「まなざしの革命」(ハナムラチカヒロ 河出書房新社)と合わせて読むことで、自覚をもってマーケティングや広報ができるような気がします。

資本主義が限界を迎えた今、世界は管理社会に向かっていて、新型コロナのパンデミックはその絶好の機会を与えている、とハナムラさんは言う。

そんな状況に対して、一庶民としてできることはあるのだろうか。
そんな問いが生まれる本。

でも僕は、やっぱりマーケティングとか広報とか、好きなんだよね。
自分の大好きなものが売れていくのが好き。
そしてその売るときのコミュニケーションが好き。
そのコミュニケーションから生まれる創造がもっと好き。
たぶん、そういう感じ。

今回は進化論マーケティングのStage4の2.進める本能デザインについて。

~~~ここから引用メモ

「進める本能が活性化した消費者は、「大事なことを成し遂げた」「重要なスキルを身につけた」が旺盛

・即時フィードバック:ユーザーが行った行動に対してすぐに何らかの結果を返す仕組み。例:テストの結果がすぐ表示される
・進捗トラッキング:ユーザーの進捗状況を記録する仕組み。例:ラジオ体操の参加でシールを貼る
・ロードマップ提示:ユーザーが目標を達成するまでの道のりを示した大まかな計画表。例:最初の1週間で初球をクリアして3週間で上級を目指します。
・マイルストーン解除:進み具合に応じて新たな可能性が広がる。例:レベルが上がったら新しい魔法が使える
・難易度ステップ:ユーザーが経験を積むごとに、課題の難しさが上がっていく仕組み。例:英単語800を覚えたら次は2000語へ
・極小クエスト:1万の英単語を覚えるではなく、3日で小テストをクリアするなど、小さなミッションをいくつも用意する手法。
・限定ボーナス:ある特定の条件下でのみ、特別なアイテムや報酬が手に入るように設定された仕組み。例:午後5時より前の来店でハッピーアワー
・コンボ連鎖:ユーザーが特定の行動を連続で行った場合に、得られる報酬が倍々に増えていく仕組み。
・達成メッセージ:「改善」や「没頭」の感覚を打ち出したメッセージ。「もっといい方法がある」「ゾーンを体験しましょう」

~~~ここまで引用メモ

おお!
これ、ゲーミフィケーションの手法じゃんって。
http://hero.niiblo.jp/e492335.html
(ゲームにはゲームを 22.3.5)

「アンロック」と「レベルデザイン」。
これっていうのは、「進める本能」を活性化する手法だったんだ。
ゲームの世界がビジネスチャンスになる分、それが徹底されている。
学校の授業とか探究とか、もっとこの手法を学んでいいんじゃないかと。

テクニック論だと言われても、ゲームに対抗しうる「まなび」を創りたいなあと僕は思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?