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私設研究室、はじめます

「いまは会社員だけど、いつかは大学院で学びたい」
「まずは研究したいテーマを探したい。試したい」
「仕事以外でベクトル感のあるプロジェクトに参画したい」

そんな人が僕の周りに増えてきているような気がします。そんな人たちのための私設研究室がスタートします!

「予測不可能な時代、社会に生きる自分はどうやって人生を経営すればいいのか。」

そんな問いを持ちながら、日々の仕事や友人関係に忙しくしている人。
麒麟山米づくり大学(https://komeuniv.jp/)の受講生を見ていても、そんな問いの中にいて、それは自らのアイデンティティ問題(「自分らしさ」をどう構築していくか?)に直結しているのではないかと思います。

20年ほど前、僕もそんな問いの中にいました。

荒れ地を開墾し
水路を掘って
ハート形の田んぼをつくってました。

名付けて「ハートの田んぼ」プロジェクトです。ハートの田んぼ完成時は、28歳でした。

いやいや。
それ、なんのためにやってるのよ?
みたいな話ではあるんですけど。

当時は、吉田松陰先生風に言えば「やむにやまれぬ大和魂」でしょうか。新卒でまともに就職しないと、二度とそっちの世界には戻ってはこれない。そんな恐怖感がありました。でも、こっちの道を行くと、いったいどうなるんだろう?って見てみたかった。そういう好奇心が勝ったのですね。

ただ、実際にやってみてからは、まともに働いていないので収入は少ないし、友人の結婚式で「おまえ今、なにやってんの?」トークがつらかったです。(笑)

そんな僕を支えてくれたのが東京北区・王子にあった「物語バー 狐の木」でした。SNSが始まるずっと前の90年代後半~00年代の前半、20代がつながるツールは「メーリングリスト(メーリス)」でした。(メールアドレスを登録すると、グループのメールが流れてくる、というやつです。)

そこに流れてくるイベント情報(トークイベントや飲み会)をキャッチして新潟から参加していました。そこには、職業、出身、居住地が異なる様々な20代が集い、「これから」の話をしていました。

「新潟で畑やってるんです。コミュニティの拠点になるような場をつくりたいと思って」と話せば、
「えー、なにそれ、面白そう」と言って、実際に新潟の畑に来てくれた人もたくさんいました。

僕にとって、そのメーリスと「物語バー狐の木」という場は、ある種「研究室」のようなものだったのかもしれません。

そんな「研究室」のようなネットワークと「場」をつくる、そんな「私設研究室」づくりを実験してみたい方の参画をお待ちしています。

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