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体外受精に挑戦した1年間の総治療費と助成金①(2019.9~2019.12)

2019年9月から体外受精を始めて1年が経過しました。

当方30歳、この1年間での出来事をまとめると↓

・採卵 3周期(5回)

・凍結胚移植 4回

・妊娠 3回

・初期流産 3回(流産手術1回)

このように散々です。


2020年の9月で2年目に突入しますが、まだまだあきらめません。

次の周期からは、8月に凍結した胚盤胞の移植を行う予定です。

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とはいえこの1年間、いろんな治療や検査を受けてきたので結構な治療費を支払ってきました。

今回はその金額を集計して、1年間の記録を残そうと思います。

通院ペースがわかるように日付も記載します。


…本当は1年間分まるまる一つの記事にしたかったのですが、9月~12月分だけでかなりの文字数になってしまったので3~4記事に分けることにしました。

※当初は身バレを恐れて有料記事扱いで公開したのですが、一時的に全体公開にします


2019年9月<初診・採卵>:¥385,028

(1)<初診>9/3:¥17,280

この日は初診ということで、血液検査や心電図検査を受けました。

先生の診察の他に体外受精についての説明を受けたりして、この日は14時から18時くらいまで病院にいました。

生理が始まる直前だったため、生理開始1~3日目に再診となりました。


(2)9/6:¥18,656

生理が始まったので、AMH検査(卵巣予備能検査)を受けました。

薬を飲む前と後の血液を比較することで数値がわかるそうです。

検査結果は1.4くらいでした。わたしの年齢にしては低い数値です。

とはいえわたしのようなチョコレート嚢腫がある患者はAMHが低くなるとのことで、まあ妥当ではあります。

早速今周期から採卵をすることになりました。

生理開始3日目から、卵胞を育てるためのクロミッドを朝晩1錠ずつ服用します。


(3)9/7:¥11,154

この日は夫の血液検査・精液検査のために来院しました。

この病院では年1回の夫の血液検査を必須としています。

いつもはわたし一人の来院で済むのですが、この日ばかりは本人が来ないとどうにもなりません。


(4)9/10:¥4,226

卵胞チェックのため来院。

低AMHなので一度に大きくなる卵胞が少ないです。

この日はおしりにホルモン剤の注射(HMG150ml)を打たれて帰りました。


(5)9/13:¥8,514

2日目の卵胞チェックです。

やはり成長がゆっくりなのでまだまだホルモン剤を投与します。

この日も前回と同じ注射を打ち、飲み続けていたクロミッドの追加分を処方されました。


(6)9/17:¥7,424

3日目の卵胞チェックです。

採卵できそうな卵胞が3個くらいあるようです。

とはいえまだまだ成長が足りないので前回と同じ注射を打ちました。


(7)9/19:¥5,618

4日目の卵胞チェックでついに先生からのOKが出ました。

注射は打っていませんが、血液検査を受けたので少し金額が高めです。

あとこの日は、採卵当日に出張で不在となる夫の精液を事前に持ち込んで凍結保存してもらいました。

本来は採卵当日に容器に採取して持ち込みします。


採卵日は2日後の9/21となりました。

この日の夜10時に来院し、腕に採卵のための皮下注射を打ってもらいました。

夜10時というのは採卵当日の午前中から逆算したもので、来院が難しければ点鼻薬が処方されます。


(8)<採卵日>9/21:¥69,156

この日は朝8時までに来院するよう指示がありました。

局所麻酔での採卵だったので座薬と麻酔ガーゼだけでしたが、痛すぎて全然ダメでした。痛くない人もいるようですが…。

採卵そのものは10分ほどの手術で、局所麻酔だったこともあり11時頃には病院を出られました。

この日はデュファストンを処方され、次回は生理開始1~3日目に来院となりました。

この日の支払いは当座の消耗品に関するものと(¥54,486)夫の精液検査代(¥14,670)で、採卵そのものについての請求は後日とのこと。


(9)9/28:¥243,000

自宅に封書で請求書が届きました。支払い期限は2週間です。

今回は銀行振込にしましたが、採卵・移植の経費はカード払い可とのことです。

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2020年10月~11月<移植・判定>:¥210,900

(1)10/8:¥15,873

先日の採卵の結果、卵胞を3個採取してそのうち胚盤胞になった2個を凍結することができました。

移植をするためには子宮内膜を厚くする必要がありますが、その方法については事前説明がありました。

・自然周期:ホルモン剤を投与せず自力で内膜が厚くなるのを待つ

・ホルモン補充周期:ホルモン剤で内膜を厚くする

ホルモン剤を使用すると支払い金額は当然高くなるのですが、自然に任せると日程調整が難しく、最悪移植見送りになるケースもあるとのこと。

悩んだ結果ホルモン補充周期を選択しましたが、後々正解だったなと思いました。

この日はまず2種類のホルモン剤が処方されました。


(2)10/16:¥13,190

内膜の厚さを確認するための来院です。

結果先生からOKがでたので、移植日を10/26に設定しました。

ホルモン補充周期だと来院回数をかなり絞ることができて助かりました。

この日からのホルモン剤はさらに増えて5種類となりました。


(3)<移植日>10/26:¥16,030+¥141,892

移植日は昼12時に来院指示がありました。

移植では針を刺すなどの痛みがないので麻酔もなしです。

確かにそういう痛みはないのですが、器具が膣内に入るときの圧迫感は未だに慣れません。

移植後は2時間の安静が必要なので、病院を出られたのは15時頃でした。

この日の支払いは翌日からのホルモン剤の¥16,030と、移植にかかる費用の¥141,892でした。

移植費用はカード払いができますが、ホルモン剤の方は現金払いのみ可です。


(4)10/29:¥4,246

移植後は血液検査とおしりに注射を打ってもらうために2日間来院することになります。

先生の診察はないので、短時間で帰ることができます。

1日目のこの日は2本注射を打たれました。


(5)11/1:¥3,828

注射2日目です。

この日は1本だけなので、前回よりは安い金額です。


(6)11/5:¥15,841

この日は判定日で、尿検査や血液検査で妊娠しているかどうか確認します。

結果は陽性で、妊娠していることがわかりました。

ただこの時点ではまだ4週相当でまだまだ先が長いです。

この日は追加のホルモン剤を処方され、おしりに注射を2本打たれて帰りました。

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2019年11月~12月<妊娠~流産手術>:¥151,817

(1)11/11:¥5,143

5週目の経過観察です。

胎嚢が確認できて一安心しました。

この日もホルモン剤を処方されましたが、前回から1種類減ったため金額も安くなっています。


(2)11/19:¥3,520

6週目の診察で心拍が確認できました。

この日からホルモン剤が更に1種類減っています。


(3)11/29:¥3,443

7週目の診察も順調にクリアしました。

丸い頭と身体のような細い部分を見つけることができました。

ホルモン剤が更に1種類減って、あと2種類です。


(4)12/3:¥2,987

8週目の時点で、胎児の形がよくわかるようになりました。

ホルモン剤は増減ないのですが、前回よりも金額が安いです。


(5)12/10:¥1,650

9週目のこの日、心拍が確認できませんでした。

前回の診察時からあまり大きくなっていなかったので、前回からわりと早い段階で心拍停止していたようです。

ホルモン剤の服用は中止となり、後日再診となりました。


(6)12/13:¥2,910

念のためもう一度、という診察でしたがやはりだめでした。

妊娠9週の流産ということで、自然排出できないほど成長していました。

手動真空吸引法という妊娠11週まで適用できる流産手術を受けることになりました。


(7)<流産手術>12/16:¥112,864

この日は朝早くに来院して昼12時頃の手術となりました。

午前中は個室の病室で点滴を受けながら、膣内に入った拡張剤が膨らむのを待っていました。

正直この時点でかなり精神的に参っていたのですが、手術室に行く前に打たれた麻酔のおかげで眠気に負けて、気付いたら終わっていました。

この日は染色体検査や着床障害を調べる血液検査を一緒に実施したため、本来の流産手術よりも支払金額が膨れ上がってしまいました(+¥85,679)。

この日検査した着床障害関連の項目は

・抗リン脂質抗体検査

・NK細胞活性

・Th1/Th2

全て保険適用外なので自費検査でした。

この日の支払いは、手術代も含めすべて現金払いのみ可です。


(8)12/18:¥17,260

この日は夫も同伴で来院しました。

着床障害検査の一つに、夫婦で同時に血液を採取して検査するものがあり(フローサイトクロスマッチ検査)、一緒に来院する必要がありました。

血液検査のみの来院で、次回は生理開始1~3日目で診察です。


(9)12/23:¥940

さすがにいつもの生理とは違いましたが、出血があったので生理とみなして来院しました。

流産手術後に1周期休む必要があり、今周期は何もしません。

術後の経過観察のための来院でした。


(10)12/24:¥1,100

11月頃に、自治体の不妊治療助成金を申請するための書類作成を病院にお願いしていました。

この日病院から、書類準備完了の連絡があったので早速受け取りに行きました。

今回の支払いは文書作成代です。


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以上が2019年9月から12月までの記録です。

この期間は採卵・移植・妊娠・流産と目まぐるしかったので、金額もかなり高額になりました。

この時点で凍結胚盤胞が1つ残っているので、次は移植からのスタートです。

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