最適化なんて言うな !
ハッキリしないまま、やりすごすコトバがある。
けさは「最適化」というコトバに出会った。
「化」で終わるコトバ。
機械化、液状化、映画化、核家族化....
こう書き連ねてみると、「化」には、現状から異なる相に移る(あるいは移す)というニュアンスがありそうで、
ならば、「最適化」の定義を「現状を改良して最適にする」にしてしまい、
では「最適」とは、なんだろう。
「最適」のためには、お手本が重宝しそうで、
そのお手本に一番近いことが良し、とされる。
そして、最適をみんなが目指せば、全体が同じ指向になっていく。
なので、ある意味、「最適化」と「多様性」は逆のコトバだったりする。
ちなみに、「最適化」はAIが得意そうな分野なので、AIに任せれば良いんじゃない、とおもったりもする。
一方、ひとにとっての最適化は、そもそも存在するのかという疑念も持っている。「最適化ね」「おお、オレも最適化しようとおもっているんだ」というふうに、コトバだけが踊っていたりもする。キャッチーなコトバには要注意、なのである。
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