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農家とIT講師の意外な共通点とは?人生100年時代の働き方と受講生の励まし方【 IT講師チャレンジコースDAY3】


都留IT講師チャレンジコースは、地方で「新しい働き方」を目指す方に向けて、6か月間でIT講師としてのスキルを学んでいただき、「IT」×「地方」×「あなた」の新しいキャリアを一緒に目指していく官民連携の仕事創出講座です。

受講生全員が4月にIT講師として登壇決定!

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2019年11月からの初回開講に2名が参加し、プレゼンテーションスキルやティーチングスキルを学んできました。更に「自分が実現したい働き方とは何か?」について、具体的に考え、深堀りしてきました。

そして2020年1月中旬、富士通ラーニングメディア社の講師面談、スキルチェックテストを通過し、無事受講生2名ともが「合格」となりました!2名ともに4月から富士通ラーニングメディア社のIT新人研修の講師として登壇します。

11月時点では講師として十分なスキルがあった訳ではありません。しかし2人それぞれが自分の働き方を自分で求め、機会を掴みました。

1/25、ワークショップ3回目が開催!

IT講師としてのワークショップもいよいよ終盤戦です。今回は「特別講演」と「受講生の励まし方」についてのワークショップが開催されました。

特別講演①「講師としての心得」とは?

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今回は特別講師として(株)富士通ラーニングメディア ナレッジサービス事業本部 新人育成サービス部の中川さんに「講師の心得」についてご講演いただきました。

本内容は富士通ラーニングメディア社の研修講師以外に公開できない為、詳細は割愛させていただきますが、「人を育てる」という仕事の尊さ、社会における重要性についてより深く捉える機会となりました。

特別講演②都留市「三輪農園」さんが考える”働き甲斐”とは?

更に今回は特別ゲストとして山梨県都留市で完全無農薬農園を営まれている三輪農園の秋山さんにもご講演いただきました。

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実は秋山さん、子どものころから野菜が苦手だったそうです。野菜嫌いのまま成長し会社員として大手企業に勤務されていましたが、あるキッカケで農家を始めることになります。農業をはじめて10年以上が経ち、今振り返る、「働き方、暮らし方」についてお話いただきました。

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※ランチは三輪農園さんの手作り野菜ブッフェ。

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※一切えぐみなく、野菜だけなのにお腹一杯になる不思議。

「人生100年時代にどう生き、働くか?」という新しい問い

「農家とIT講師」全く違う職業ですが、似ているところもあります。

農家は野菜を育てるシーズンは忙しいですが、冬場は趣味の音楽で都内でライブをする時間もとれるそうです。IT講師は人を育てる研修シーズンは繁忙期ですが、それ以外の時間は自分で自由にデザインすることができます。

「人生100年時代にどう生き、働くか?」という新しい問いを提示をした『LIFE SHIFT』(リンダ グラットン(著))では、以下のようにまとめられています。

・教育→仕事→引退という「3ステージ型」から、何歳からでも新しく学んで新しい仕事をする「マルチステージ型」への移行。
・70代、80代まで働くことになったときに活躍できるか?は金銭などの有形資産だけではなく、無形資産が重要。
無形資産は大きく3つに分類される。①生産性資産=主に仕事に役立つ知識やスキル。②活力資産=健康や、良好な家族・友人関係。③変身資産=変化に応じて自分を変えていく力・多様な人脈。これらの無形資産を築いていくことが人生100年時代において重要。

少し前に「老後資金2,000万円問題」が話題になりました。数字だけがセンセーショナルに報道されましたが、金融資産の形成だけでなく、無形資産をどう創っていくか?もまた重要なライフデザインとなる時代です。

農家でもIT講師でも、何歳になっても新たに出会う仕事を一から学び、働き方を柔軟に変える「しなやかな働き方」に、様々な可能性が発見できました。

3タイプ別、受講生の「励まし方」

午後からはワークショップの本題となる「受講生の励まし方」です。

研修中には、どうしても取り組みが進まない受講生がいます。全員が同じ速度で同じことを学ぶことはできませんので当然のことです。その中でどう励まし、前を向いてもらい、成長に貢献できるか?が講師としての仕事です。

今回は大きく3つのタイプの受講生への励まし方をワークショップ形式で学びました。もちろん、1人1人課題や悩みは違いますので、あくまで参考例としてご参照ください。

タイプ①:自信を失っている受講生

「周りができている課題がまだ終わらない…自分は向いてないんじゃないか…。」そんな風に感じている受講生がいたら。

どういった貢献ができるでしょうか?

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まずは良く話を聴くことです。どういう風に思っているのか、シッカリ傾聴します。そして出来ているところ、自信を持って良い部分をしっかり誉めましょう。

そのうえで、他の人より遅れていることは事実だとしても、「今」だけを見ないで先々までイメージできるように話しましょう。

研修が終わるころには必ずできるようになること。この経験が後で必ず役に立つこと。分からないところは個別にサポートするので、一緒にやりましょう!と今の不安をフォローしたうえで未来をイメージさせる投げかけをしましょう。

タイプ②:スキルが高く研修の意味を感じない受講生

「課題もできたし、内容も簡単。出来ない周りに合わせるなんて、この研修、俺に意味あるのかな…」そんな風に感じている受講生がいたら。

どういった貢献ができるでしょうか?

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まずは受講生の考えを聞き出し、原因や理由を判明させた上でサポートすることが大切です。そのうえで「出来ていること」をしっかり誉めましょう。

そして社会人として「1人ではなくチームで仕事をする」ことの重要性を伝えましょう。1人では出来ない大きな仕事をみんなで協力して達成する為に会社があります。

技術だけではなく、コミュニケーション能力、チームメンバーとの協調性、リーダーシップ等も研修の大切な目的であることを再確認します。そのことを伝え、得意なことでチームに貢献したり、自分の苦手分野を克服するなどを一緒に考え、実践してもらいましょう。

タイプ③:学生気分が抜けずマナーが悪い受講生

「研修なんてダルいなぁ。早く終わらないかなぁ…」そんな風に研修に身が入っていない受講生がいたら。

どういった貢献ができるでしょうか?

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まずは上からではなく同じ目線から入りましょう。高圧的な態度で入らず、必ずアイスブレイクを最初に入れるようにしましょう。

そのうえで学生と社会人の違いをしっかりと指摘しましょう。学生は学費を払っていますが、社会人は給料をもらう立場です。その上、新人研修であれば企業が研修費を払っています。新人がすぐに会社の収益に貢献できるわけではありません。それでも会社から給料をもらい、更に研修費も払ってもらってこの場にいる意味は何でしょうか。それだけ「会社があなたの成長に期待している」という他にありません。期待に応えるプロフェッショナルとしての第一歩をここから始めることを話しましょう。

励まして前を向いてもらうこと

今回のワークショップで一貫していたのは「本人が前を向く為の支援」です。決して無理やりやらせてはいけません。

「馬を水辺につれていけても水を飲ませることはできない。」

という諺がありますが、まさに同じです。相手の感情、意見を尊重し、受け止めたうえで、視野が広がるような別の視点を提供することで相手の成長に貢献する。これも極めて重要なティーチングスキルです。

今回のレポートはここまです。次回は2月15日に開催予定です!


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都留IT講師チャレンジコース(https://tsuru.engineer.camp/)は、地方で「新しい働き方」を目指す方向けに新しいキャリアを一緒に創っていく講座です。自治体と民間が連携する新しい取り組みに、少しでも興味を持っていただければ嬉しく思います。
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