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プログラミングが「出来る」と「教えられる」の違いとは?【IT講師チャレンジコースDAY4】

こんにちは!都留IT講師チャレンジコースです。本講座は地方で「新しい働き方」を目指す方に向けて、6か月間でIT講師としてのスキルを学んでいただき、「IT」×「地方」×「あなた」の新しいキャリアを一緒に目指していく官民連携の仕事創出講座です。今回は、2020年2月15日に開催されたワークショップDAY4のレポートをお届けします。

都留文科大学

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今回のワークショップも山梨県都留市にある公立大学「都留文科大学」に集合し、2017年に開設した新しい学科である「国際教育学科」のメイン校舎である5号棟にてワークショップを開催しました。

3分間スピーチとフィードバック

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今回のワークショップは「3分間スピーチ」の研修からスタートしました。受講生はそれぞれ「スピーチする立場」と「スピーチにフィードバックする立場」、2つの立場を体験します。

「スピーチする立場」で大切なポイント

「スピーチをする立場」で大切なポイントは下記2つです。

①具体例を入れて「より役に立つ」情報にすること。

②結論をまとめること。

今回は3分間という短い時間ですが、話す時間が長くなればなるほど、大切なポイントですね。これはどんな人にも通じる内容だと思います。

「スピーチにフィードバックする立場」で重要なこと

さて、講師ならではである「スピーチにフィードバックする立場」で大切なポイントはどんなことでしょうか。

1つ目は「フィードバックのポイントを整理する」ことです。

例えば、フィードバックのポイントを「①話すときの姿勢・態度について」「②話す内容について」の2つに分解し、それぞれに「何が良かったか」「何が改善点か」をフィードバックできるよう事前に整理してからスピーチを聞くことで網羅的なフィードバックができるようになります。

2つ目は「プロセスも評価する」ことです。

例えば、練習をしてきたことが感じられるスピーチであれば「とっても練習してきてくれたんですね!嬉しいです。」と、まず労いの言葉を入れるだけでもその後のフィードバックの受け取り方が違いますよね。

受講生との信頼関係を構築するうえで、こういった講師の小さな対応1つ1つが大切です。

質疑応答シミュレーション

さて、午後は「質疑応答シミュレーション」からスタートです。

実際のIT研修では、受講生は課題となるシステムのプログラムを実装しIT講師のレビューを受けます。

IT講師はプログラムを確認しながら、受講生への質問を通じて「どこまで理解が出来ているのか?」「どういう状態でつまづいているのか?」を把握し、適切なサポートを行います。

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これまで行ってきたプレゼンテーション講習で、人前で話すスキルは格段に向上しましたが、「1対1での質疑応答」はプレゼンテーションとはまた違った「ヒアリングスキル」が必要とされます。IT講師には、この「プレゼンテーション(話す)」「(ヒアリング)聞く」という2つのスキルが大変重要です。

IT講師のヒアリングスキルが試される場となる「質疑応答」。その最大のポイントは「プログラムの設計図となるフローチャート」と「実際のソースコード」を見比べながら質問を繰り返すことです。

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フローチャートで示されている処理(仕様)を理解できているか確認し、コードがその処理を実装できているか、順番にチェックしていくことで「つまづきポイント」を明確にすることができます。

つつまづきポイントが分からないままに、ソースコードの間違いを指摘して修正していくだけでは学びになりません。しかし「つまづきポイント」さえ分かれば、後はそこを重点的に教えることで受講生は必ず前に進めます。

バグ発見シミュレーション

最後のワークショップは、プログラムに事前に仕込まれた「バグ」をチェックして改善する「バグ発見シミュレーション」です。

受講生が実装したソースコードにバグが発生した際、受講生に操作させ、バグを見つけ、修正することと同時に、受講生にデバッグの仕方やどこが間違ったのか?どう間違ったのか?どう修正するのか?を理解してもらうことが大切です。講師がバグの対処するのではではなく、受講生に理解してもらい、成長に結びつけることがポイントです。

IT研修にはプログラミング未経験者が多数参加します。職場で働くエンジニアにとっては、思ってもみないコードを書いてバグを発生させてしまう受講生も中にはいます。そこで事前に仕込まれた「思わぬバグ」を発見して修正するためのポイントを学びます。

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どのような仕事もそうかもしれませんが、プロであればあるほど未経験者の感覚が分からなくなってしまいます。

IT講師も普段は業務でプログラミングを行っている人がほとんどです。職場でこのようなバグに出合うことはほとんどないでしょう。だからこそ、このような「視点を切り替える事前練習」が大切です。

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プログラミングが「出来る」と「教えられる」の違い。

4月から講義本番を迎えるにあたって、2月の講習はより実践的な内容となりました。

IT講師として活躍するため、仕様を理解し実装ができる「プログラミングスキル」があることは前提です。その上で大勢の前で話す「プレゼンテーションスキル」、個々の課題をしっかりと把握するための「ヒアリングスキル」。更に未経験者の視点で考える「視点の切り替えスキル」の重要性も理解できました。プログラミングが「出来る」と「教えられる」の間には、これだけの差があります。しかし、どのような差があっても、自身の「つまづきポイント」さえ分かれば、人は必ず成長できることもまた、この講座で理解できた大切なポイントです。

今回のレポートはここまでです。次回は4月12日、最終回を開催予定です!

(最終回はオンラインでの開催となりました)

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都留IT講師チャレンジコース(https://tsuru.engineer.camp/)は、地方で「新しい働き方」を目指す方向けに新しいキャリアを一緒に創っていく講座です。自治体と民間が連携する新しい取り組みに、少しでも興味を持っていただければ嬉しく思います。
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