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短歌一首『息白く上ぐ』

(前書き)

月がひと足さきに酩酊していた
私も追いかけて呑んだ
いい感じになってきた頃
月は雲にかくれてしまった
これ以上の「酔い」は見せないがごとく
私は月を想い呑んだ

拙歌

酩酊の月追いかけて呑む酒の背で吠ゆれば息白く上ぐ

(めいていの
つきおいかけて
のむさけの
せなでほゆれば
いきしろくあぐ)

真夜中に失礼いたします。
夜活です。

狼の遠吠えが聞いてみたいという
着想から生まれた拙歌です。

つる かく🍂

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