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「マイナーで人があんまりいない海の綺麗な島、無いかなぁ」

さて、びめしと初めて釣りに出掛ける少し前、僕は1人の釣りアカウントの方をTwitterでフォローしました。

その人のことをどういうきっかけでいつフォローしたのか、実はよく覚えていません。

ただ、何かの弾みで釣り人×同業(経営コンサルタント)という共通の属性だったこと、呟きの内容からどこか人当たりの良さを感じたことは覚えています。

さて、2017年9月、びめしと初めてハゼ釣り(?)に出掛けてから間もない日のことです。

その人が「来月末南の島のビーチでのんびり過ごしたい。マイナーで人があんまりいない海の綺麗な島、無いかなぁ」と呟いているのを見かけました。

僕は何の気なしに、社会人1-2年目の頃に旅行したサイパン島が旅行客も少なく気兼ねなく過ごせたのを思い出し、彼に提案することにしました。

※ちなみに、サイパン島は釣りがし易そうな磯や砂浜も多く、魚影も濃かった(シュノーケリングで見た限りですが)のもお気に入りの理由でした。

「サイパンですね!ホテルのプライベートビーチに飛び込めばすぐに熱帯魚の群れに出会すぐらいです!」

すると10分も経たず彼から返信がきました。

「なるほど…ちょっとググっただけで最高な感じがガンガン伝わってきました!9月は雨季らしく気候もちょっと心配なので、併せて調べてみます。ありがとうございます」

いつもの気まぐれで提案しただけなのに、きちんと調べたうえで選択肢の一つに加えてくれるなんて何て礼儀正しい人だろうー。そう思ったのをよく覚えています。

が、その翌日。

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早くね?

後に「いけるやろ」を僕と1-2位を争う頻度で多用する彼の勢いの良さは、今思えばこの時から片鱗が見えていました。

あれよあれよという間に彼は怒涛の勢いで準備を済ませていきます。

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今の彼が見たら「買い足したルアーが少な過ぎる」と自嘲しそうですが、当時サイレントアサシン1本すら購入を躊躇っていた僕は「凄い準備だ…」と圧倒されておりました。


さてそれから2週間。

彼がサイパンに旅立ったこともすっかり忘れて過ごしていると、Twitterのタイムラインに鮮烈な写真が飛び込んできました。

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イカだ!

勿論、当時僕にはこのイカの名前(アオリイカ)なんてわかりませんでしたが、思い付きでおススメした場所で釣果が上がったのは、我が身のことでなくとも感慨深いものがありました。


それにしてもー。彼から送られてくるサイパン島(実際は隣島のテニアン島でした)の、観光地然としたグアムやハワイとは似ても似つかぬ、どこか寂しげな、ただ一方でのんびりとした牧歌的な情景は、遠い日本にいても心惹かれるものがありました。


観光客もまばらで、砂浜や海辺では地元民がくつろいだり釣りをしたり思い思いに過ごすー。そんな島で一休みするのも又楽しいものです。

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閑話休題。

そして、この旅行最大のサプライズ釣果が最後の最後に訪れました。


(続く)


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