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南国メシ

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釣り人の妻が魚以外の素材で作る南国お家ごはんのご紹介。
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2022年6月の記事一覧

捨てるところのないパクチー:根・茎・葉全てが美味しいハーブ

日本では数年前から一部の人に大人気のパクチー/コリアンダー。 独特な香り/臭みのあるタイ料理では定番のハーブです。パクチーを使うだけけで、一気に南国の雰囲気を醸し出す味になります。 ところが、定番と言ってもタイではパクチーは一般的にほぼ”飾り”としてしか使われていないことが多いのです。もしくはアクセント的な香りづけでしょうか。 日本でいうところの”パセリ”的存在。 例えば、タイ料理の中でよく使われるハーブ”バジル”と比較してみても、 ”〇〇とバジルの炒め” ”バジルと〇〇の

魚の処理で決まる味

北タイで人気の魚料理プラーパオ/魚の塩包み炭火焼き。 特に夕方になると、地元マーケットや路上脇に屋台がでて、そこで炭火で焼いているのを通りすがりのお客さんが買っていきます。お気に入りの屋台があれば、店主とLINE交換をして、食べたい日に予約&インターネットバンキングでお金を支払いしたあと、夕方取りに行くだけということもできます。どのお店も数に限りがあるので、夕食どきに買いに行ったはいいが、売り切れてしまって残念となりかねない商品なんです。 私たちは、自分達で魚が釣れなかった

釣り人へのカツサンド弁当

チェンマイはミャンマー、ラオスとの国境の山岳地帯囲まれた地域のため、しぜんと街にもいろいろなの山岳民族の方々が降りてきて生活をしている。私たちの友達にも山岳民族の方がいる。釣り仲間だ。 シンプルな食生活 私の知っている限りの出会ってきた山岳民族の方々の食生活は皆至ってシンプルだ。 料理の仕方もシンプルであれば、その味付けもシンプルだ。 例えば、チェンマイ郊外に住んでいる、とある山岳民族の友人家族の家の中にはいわゆる土間があり、地面に薪を組んで火を起こすスタイルのキッチン

南国フローズンフルーツスムージー

さすが南国 である。とにかく、ほぼ年中何かしらの果物が”旬”なのだ。 地元のマーケット、スーパーマーケットではもちろん、道路側の屋台やトラック、そして庭付き一軒家のお家の軒先でも庭でなった果物が販売されている。我が家は、スーパーマーケットではりんご以外の果物をほぼ買わない。(リンゴはこの土地では作られないので)スーパーマーケットに並ぶ綺麗な果物は、出荷用にコントロールされた果物で、そしてもちろん割高だから。 この土地の果物であれば、軒先の無人スタンド的な場所で買うか、地元の

レシピを作る過程:トマト仕立て、ハーブとチーズの新しいカレーソース/白身魚と相性バッチリ

先日、釣ってきたナマズを使って是非ともスゥーシィープラーが食べたいとリクエストをもらった。スゥーシィープラーは揚げた魚のレッドカレーがけ。辛くて濃厚な、白いご飯がたくさん食べたくなるガッツリ系タイ料理だ。 「もちろんいいよ」といったものの、その時我が家ではレッドカレーペーストを切らしており、あったのはグリーンカレーペーストか酸っぱいカレーペースト、もしくは乾燥された赤唐辛子か生の緑唐辛子。もちろん新たにレッドカレーペーストを買ってもいいのだが…レッドカレーペースト以外の新鮮