見出し画像

【永久保存版】釣ったシャコを最高においしく食べる3つのポイント

こんにちは
釣り仙人しげぞうです!

このnoteでは、何度もシャコ釣りに行った私が思う、釣ったシャコを最高に美味しく食べるための方法を紹介します!

特に重要な


  1. 釣り場での処理

  2. 持ち帰り方

  3. 家に帰ってからの料理法


について重要なポイントを簡単にご紹介します!


【注意】シャコは死んだ瞬間から身がドロドロに溶け始める


知ってる方も多いかもしれませんが
シャコは死んだ瞬間から、体内の酵素の働きで
身が溶け始めます。

そのため、死んでから1時間も経っていないのに
持って帰ったら身がドロドロに溶けて、中身が空っぽ…殻だけに。。。
なんてことも普通にあります。
(特に温度の高い時)


私もせっかく釣ったシャコがドロドロに溶けてしまった失敗もありますが、
何度もシャコ釣りに行って試行錯誤して最高の状態で美味しく食べる方法を見つけましたので紹介します!


1.釣り場での処理


釣ったシャコは生かしておく

釣り場では必ずシャコを生かしておきましょう!

シャコは生きてるうちは溶けませんので、
釣った後もいかに長く生かしておけるかが
美味しさを決めるポイントです。

私のおすすめは以下の方法です↓

  • 大きなバケツにたっぷり海水を入れる

  • エアーポンプを入れる

  • 2時間に1回は海水を換える(シャコと3割の海水を残して7割ほど換える)

「スカリ(ビク)に入れて海につけておく」
という方法も良いと思いますが、
網からシャコが逃げ出さないか不安なので私はバケツ派です。
(シャコの力は思っている以上に強いので…不安なだけですが)

一番ダメなのは、
「水汲みバケツに入れたまま、気がついたら死んでいる」ですね…

よくあるパターンで私もやったことがありますが、そのシャコは家に帰ったときには身がドロドロに溶けて空っぽになっていたため
捨ててしまいました(ごめんなさい)。。。

なので、
【ポイント1】
釣り場ではエアーポンプかスカリでしっかりと生かしておきましょう!



2.持ち帰り方


シャコは生かしておくことが大切で、
料理法としても「生きたまま茹でること」と書いてあることも多いです。

そのため、持ち帰り方としても
「生きたまま持って帰る」が出来ればベストです。

ただ、生きたまま持って帰るのはかなり難しく、
先ほどのバケツ×エアーポンプの方法でも
シャコが多ければ何匹かは死んでしまうことがあります。

私の場合、釣り場から家まで車で30分〜1時間の間
8〜12匹のシャコを持って帰ることが多いのですが、
バケツ×エアーポンプの方法だと、その短時間でも1〜2匹死んでしまうことが多いです。


そこで発案したのが

「海水5センチ×エアーポンプ×氷」

の持ち帰り法です!

そもそもなぜシャコが死ぬと身が溶けるのかというと、体内の酵素が身のタンパク質を分解してしまうからなんです。

そこで、酵素の働きであれば
酵素は低温だと活性が下がることを利用して、
氷を入れて低温で持って帰ればいいのです!

ただ、低温でも酵素の働きはゼロにはならないため、できる限り生かしておく方が良く、
そのためのエアーポンプです!

海水を深さ5センチほどバケツ(もしくはクーラーボックス)に入れて、
氷(もしくは水を入れて凍らせたペットボトル)を入れると一気に温度が下がります。

そうするとシャコは低温で仮死状態になり、生きているのか死んでいるのかわからなくなります。

実際、この状態で持って帰ると、家に着いた頃には死んでしまっているシャコもいる気がしますが
氷の効果で身が溶けていないことが多いです!

試しに
①エアーポンプだけで生かして持って帰った時
②釣れた瞬間から氷に入れて死んだ状態で持って帰った時
③釣り場では生かしておき、氷×エアーポンプで持って帰った時(今回紹介している方法)
それぞれの方法で持って帰った結果…

シャコの美味しさも、身の残り具合も
③>①>② の順で良かったです。

つまり、
【ポイント2】
氷×エアーポンプで持ち帰えるのがベスト

です!



3.家に帰ってからの料理法


シャコを美味しく食べるには、
「家に帰ったら茹でて殻を剥いて冷蔵庫に入れるまで休まずやること」
が大切です。

つまり、夕方〜夜、夜〜朝に釣りに行っても
シャコを茹でて殻を剥いて冷蔵庫に入れるまで寝てはいけないのです。

これはシャコを美味しく食べるためにとても重要です。

なぜなら、
①家に帰ったらすぐに茹でる
→身が溶ける前に茹でて固めるため

②茹でて冷めたらすぐに殻を剥いて冷蔵庫に入れる
→殻に溜まった水で水っぽくならないようにするため
という理由があるからです。

シャコを美味しく食べるには特に②も重要で、
釣りから帰ってくると疲れてて眠くて
「茹でたら冷蔵庫に入れて休もう…」
となってしまいがちです。

でも茹でた後に殻のまま冷蔵庫に入れると
殻に残った茹で水で水っぽくなり、殻のにおいが身に移って生臭くなることが多いです。

なので、疲れていても眠くても
「家に帰ったら茹でて殻を剥いて冷蔵庫に入れるまで休まずやること」
が大切です。


では、具体的な手順です↓


【茹で方】

  1. 帰ってきたらまずは塩を計量して鍋に湯を沸かす

  2. 塩は2〜5%の濃度で溶かす。ネットでは3〜5%の情報が多いですが、私のおすすめは2.5%(1500mlの水に対して37.5g)です。シャコ本来の味がしっかり味わえるためです。(売ってるシャコは少し濃いめの塩味が多いですかね。5%ぐらい?その方が浸透圧の兼ね合いで臭みが抜けるからですかね)

  3. 沸騰したお湯にシャコを入れて5分ほどぐつぐつ茹でる。10分ほど茹でるのを推奨してる方も多いですが、茹でるほど身が固くなります。5分で十分火は通りますので、あとは硬さの好みです。

  4. ザルに上げて5分〜20分ほど常温で冷ます。この時に冷水で締めたりはしません。(塩気が抜けちゃうので)ちなみに私は茹でた後、常温で冷ましている間にシャワーを浴びることが多いです。やっと一息つける瞬間です(笑)。


さて、シャコが冷めて手で触れるようになったら
すぐに殻を剥いて終わらせちゃいましょう!

【殻の剥き方】

  1. 料理バサミで頭を落とす(下図の赤線)

  2. 頭の上の殻を手で剥がす(下図のピンク線)

  3. 胴の端の突起に沿って端を切り落とす(下図の緑線)

  4. 尻尾の先を切り落とす(下図の黄色線)

  5. 反対側も胴の端の突起に沿って端を切り落とす(下図の青線)

  6. 腹側の殻を頭側からゆっくり剥がす

  7. 背側の殻を頭側からゆっくり剥がす

  8. 殻を剥がしたシャコはキッチンペーパーで水気をしっかり取ってからお皿に並べてラップをして冷蔵庫に入れれば終わり!


ハサミで切るところは図で示すと以下のような感じです↓


端は少し切りすぎぐらいがうまく剥く秘訣です。
身がもったいない、と端を少ししか切らないでいるとうまく剥けません。

ちなみに、
腹のヒレのような脚を全部むしり取って殻を剥く人も多いですが、上記の流れで新鮮なまま茹でて殻を剥くまで一気に進めると、脚をむしらなくてもきれいに殻を剥くことができます!


あとは、そのまま食べても、醤油とワサビで食べても、寿司にしても何でも美味しいです!

スーパーの寿司のネタを乗せ替えて食べる!

頭はみそ汁に入れるとたっぷりダシが出て美味しいです!

いかがでしたか?
シャコは(シャコに限らずですが)、下処理〜料理法によって何倍も美味しくなります。

逆に、少しでも処理を怠ったり間違えると、せっかく釣ったシャコがとてもまずくなってしまいます。
※特にシャコの場合は身が溶けてそもそも食べれなくなる…


このnoteの内容が少しでもお役に立てると嬉しいです!

最後までお読みいただきありがとうございました!


よろしければ↓の♡ボタンを押していただけると
励みになります!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?