『SEの基本』 第0章 #エンジニア読書ログ


これからエンジニアに挑戦する身として、中期的なキャリアパスをなんとなく描こうかなとなどと思い、とりあえず

『SEの基本』 山田隆太著

を読みました。

エンジニア(プログラマー)とSEの仕事は違いますが、PM側に流れていくであろう・・・

(いまのところSEとPMの業務の違いもいまいちしっくりきていない。調べてみても結構業務がかぶるところがあるようだし・・・)

SEなりたて〜ちょっと業務しましたよ的なフェーズの人が読んでちょうど良さそうな内容なので、まだ実務経験のない自分は以下の章だけ抜粋。


第0章 SEって、いったい何をする人?

第1章 SEには、どんなテクニカルスキルが必要か

第2章 ソフトウエアエンジニアリングを意識したスキルを形成する


他の章はもっと具体的に業務にはいってからの方が定着がいいでしょう。


では、以下各章の読書メモ。


第0章 SEって、いったい何をする人?

はい。

SEはプログラミング以外のシステム構築全般に関わるあらゆる仕事を行う職種

さっそく範囲が広い。笑


システム構築の流れ

1. システム化計画(どのようなサービス・機能が必要か)

2. どんな技術を使って実現するか・実現可能性の検討

3. プロジェクト計画(人員・時間・リスクなどの検討)

4. プログラム設計書

5. プログラミング

6. 顧客による受け入れテスト

7. 保守・運用(顧客のトレーニング)


SEが関わる部分

5. プログラミング以外!!!

顧客との交渉〜各開発段階の管理まで行うので、1. ヒューマンスキル 2. マネジメントスキル 3. コミュニケーションスキルもとっても大切。(もちろんテクニカルスキルは大前提)。



システム開発に関わる職種

「スタッフ」「テクニカルリーダー」「プロジェクトリーダー」「チームリーダー」などがある。

「テクニカルリーダー」=技術面のリードを担うポジション。「プロジェクトリーダー」OR「チームリーダー」=プロジェクトの進捗管理など、管理側からリードするポジション。プロジェクト的には技術面・管理面の両リーダーがいることが理想的。


情シスの企画〜運用・保守までの実務能力を体系的に明確化した指標として「ITSS(IT Skill Standard)」がある。

その中に定義されているSEが該当する職種には・ITスペシャリスト、・ITアーキテクト、・プロジェクトマネジメント、・アプリケーションスペシャリストというものがあるらしい。

そんで、これらの職種にはレベルが設定してあって、それぞれのレベルに求められる能力が決まっている。最終到着地点は・ITアーキテクトもしくは・プロジェクトマネジメントのレベル7。だからエンジニアはそこを目指してスキルを積んでいってね!ということだそう。

ロードマップを示してくれているんですね。


PMとITアーキテクトの違いは、ざっくりいうとビジネス上の目的達成の意思決定を担うのがPM、技術での最適解を実現するのがITアーキテクト、ということであってるかな?

https://www.axc.ne.jp/media/careertips/itapmjob



IT投資サイクル

企業のIT投資に関わる一連のサイクル。

①経営戦略策定→ ②戦略的情報化企画(ビジネス課題をITでどのように解決できるかを洗い出し、ビジネスの再構成を行う)→ ③開発→ ④運用・保守

この②の部分から専門知識を持ったSEが関わってくることで、適切なIT化を実現することができる。だから、システム要件の抽出を顧客に任せることが問題の始まり・・・(前職でのトラブル経験を反芻している。)



どの企業で経験を積むべきか

SEが働く企業としては、「ユーザ企業」「SI企業(元請け)」「SI企業(下請け)」「ベンダー企業」などがある。

ユーザー企業では顧客視点の企画スキルが養えるけど、新しい技術の習得やPMの場数を踏むことは難しい。

SI企業ではユーザー視点のシステム企画に参入しづらい。下請けになるほど全体像が見えない。けど、実践的なテクニカルスキルが身に付く。

ベンダー企業では先進的な技術を習得できる機会があるけど、製品が大前提のため、顧客視点で最適なソリューションが考えづらい。

それぞれのメリデメを踏まえて、自分のスキルレベル・キャリアフェーズに合わせた企業選択が大事ですね。



ソリューションアーキテクチャの構築とは

顧客のビジネス課題について、情報システムとビジネスが融合した形で問題解決できるビジネス構造を構築することがSEの最大のミッション「ソリューションアーキテクチャの構築」です。

前段の繰り返しで、企業の戦略から入り込み、運用フェーズまで見てきちんと導入したシステムが役割を果たしているか?を確認しろ!ってことですね。



まとめ

SEの業務や役割について、基本的な知識を得ました。非エンジニアながら、IT企業にいて感じるのは、技術・ビジネステーマの流行りすたりが本当に早いということ。また、最新技術を導入する際、パートナーが海外の企業だったりして、PMの難易度はめちゃくちゃ高いなと思います。

ITSSの基準は自分のキャリアパスを考える上でも、メンバー採用の上でも参考になりそうですね。


長くなったので、続く。



#エンジニア #駆け出し #キャリアパス #ビジネススキル



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?