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死と再生 新たな推し(1)

お久しぶりです。美憶(みおく)です。

ようやく、このことについて書けるようになったので、吐き出そうと思います。

私は一度死に、新しい推しと出会い
そして、生まれ変わりました。

まずは、
ことのはじまりからお話ししましょう。


父の死

去年の10月某日、私の父が亡くなりました。
兄弟の中で、末っ子の私は特に父との接点が多く、父親ととくに仲が良かったので、父の死は自分の価値観や、人生観を根底から覆されるような出来事でした。私にとって、世界の色が一瞬でなくなったと思うくらいの悲しみと苦しみが押し寄せてきました。とても言葉には言い表すことができない感情です。苦しくて涙が止まらず一生分の涙を流したのではないかと思うくらいです。

こんなこと書いて何になるのかと思うのですが、あの時の感情もこうしてnoteに残しておけば、いずれ何かの機会で読み返すことができるといいなと思ったので、癒えかけたかさぶたが剥がれそうになるかもしれないと思いながらも、ここに書きたいと思います。

ちょうどこの間、以前書いた同人女に同一視されて〜を読み返した時に、当時の情景や感情が蘇ってきて、こうしてnoteに書いてよかったなって思ったので、今回も書こうと思いました。

父の死がなぜ、この話の前段に来るのかというと、私の中で人生の大きな分岐点だということだからです。

こうして、世界の中心にいた絶対的な核を失った私は、心の中に虚しさと物悲しさを抱えていました。

月日は流れ、12月某日。
学生時代の友人であるFちゃんから、とある映画に誘われました。Fちゃんには父が亡くなったことを知らせていたので、「無理にとは言わないから、もし気分が乗るようだったら行かない?」とFちゃんが声をかけてくれたのです。内容は、Fちゃんが最近ハマった某ジャンルの映画でした。いわゆる布教というやつです。Fちゃんと私にとって、二人の中でハマったものを共有することはすごく自然なことなので、とくに何も思うことはなく、元々私はフットワークの軽い人種であるので、2つ返事で行きますと返事をしました。

これが、新たな推しとの運命の出会いとなりました。

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