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お願いだからキッチンボードを買わせてくれ

キッチンボードが欲しい。

システムキッチンの後ろに置く、収納棚である。
そこに、コーヒーメーカーやら炊飯器やらを、置きたいのだ。

欲しいものは決まっていて、綾野製作所のKEYNOTEというシリーズ。
素敵だから。見てみて。

これを置きたくて、設置スペースのサイズを測って、色を検討して、オプションも決めた。後は販売店で買うだけなのだ。

なのだけれど、もう5回か6回、店に行っているのに、しかも1店舗って訳でもないのに、未だ買えずにいる。

そもそも、キッチン家具コーナーに店員がいない。
通りかかっても、スーッと消えてしまう(おそらく別の担当なんだろう)。
お、声をかけてくれた!と思うと、商品説明できない。
金額ももちろんわからない。

そんなことを繰り返して、先日は別の用事のついでにパートナーを連れて見に行ってみたのだけれど

結果として
パートナーに「酷いね……」と呆れられ、
最終的に、

「インテリアショップは来店客に家具を(あんまり)売りたくない説」

が浮上した。

「そもそも店員がいなかったね」
「なのにやたらとドームとかビックサイトでイベントやってるよね。あれ何なんだろう」
「そういえばそれ、昔行ったけど、もう二度と行かないってなったよね」
「でもさ、しょっちゅうやってるってことは、何かメリットがあってやってるんだよね」
「だよね!一般客対象じゃないのかな。法人?っていうより、なんか別に大口注文のルートがあって、そういうのでメインの売上立ててるのかな」
「いや、もはや家具を『売る』ことじゃなくて、なんか、全然別のことで成り立っているような気もする……」
「わかる……!それなら売る気ないのわかる!」

なんてことを言いながら帰った。

インテリアショップ勤務の友人がいずれできたら、販売の裏側を聞いてみたいなーと思う。

しかし、そんなどうでもいい議論をしていても、どうにもならなくて、当面の問題は、キッチンボードがないってことなのである。

こういう時って、経験上、放置しておくと勝手に上手いことなる(と思っている)んで、頭では「ま、なるようになるか」と考えて、実際放置しているんだけれど、

気持ちとしては

お願いだからキッチンボードを買わせてくれ!

である。

いや、違うな。

お願いしたら買わせてくれるよな、さすがに。


でもそれじゃ、嫌なんだよなぁ。


ということで、ひとまず放置。

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