私の育児奮闘記#4「睡眠不足」

息子は良く寝る子でした。
退院してすぐは3時間おきの授乳が必要…
と覚悟して挑んだ育児生活。
でも息子は3時間おきに目を覚ますことはありませんでした。
アラームをかけて寝るものの、アラームが鳴っても息子は眠ったまま…
もう少し良いかな、と思っていたら1時間寝てしまった、ということを繰り返したもの。
しかしその事を健診で相談すると、大きく生まれたこともあって、
「本人が空腹で泣くまで寝かせてもいい」ということに。
それ以後深夜に起きるのはたったの1回、という日々が続きました。

それでもロングスリーパーの私は子供が生まれるまで
(妊娠後期の睡眠不足を除いては)23時-8時まで寝たもの…
たった1回の真夜中の授乳も、その次にやってくる早朝の授乳も辛い…。

子供が生まれればそうなることは分かっていたけれど、
実際問題そんな日々が何か月も続くのはやっぱり辛い!!
しかし夫は毎晩起きることなくしっかり寝ている!!!!!!

生後2か月半を過ぎたころ。
せめて週末の夜くらい寝かせて…とついに夫にお願いして眠りにつきました。
しかしなんとその日から。
生後4か月を迎えるまでの2か月弱。
息子は夜中起きず、23-7時ごろまでぶっ通しで寝るようになりました。

睡眠不足はすっかり解消され、体調も回復。
なんて親孝行なのだと思ったものでした。

しかしそんな生活は…長く続くものではありませんでした。


4か月を迎えてから、まず早朝に起きるようになりました。
あれ、まだ6時…5時…起きるのが早くなったと思ったら、
今度は深夜に目を覚まします。
ちょうど寝返りをマスターしてから。
眠りが浅くなったタイミングで寝返りしてしまい、自分では元に戻れないので深夜に泣く。というのを繰り返しました。

いわゆる睡眠退行というのは1か月程でおさまるもの、記事を読んで希望を持っていましたが虚しくも…2か月以上経った今でも真夜中に何度も起きます。

寝返り返りもマスターした上にハイハイ、つかまり立ちまで始めて自由に動き回れますが、夜中に目覚める。

フギャフギャ言うだけでおさまるときもありますが、
突然泣き叫ぶことが増え…
睡眠退行が収まらないまま”夜泣き”が始まりました。


しかも生まれたころから変な泣き声の息子。
高音の、悲鳴のような泣き方です。
夜中に何度も飛び起きる日々が続きます。
酷いときは深夜1時半から外が明るくなるまで覚醒を繰り返し全く眠れない日も。


寝不足は本当に人を壊します。
ふらふら。
あれ?何か考えていた気がする…なんだっけ。
何しにこの部屋に来たんだっけ。
あれを調べよう、決めようと思いながら数日が経ってしまった、など……

加えて両手首の腱鞘炎。
首がしっかり座り、体が重くなり…脇を持って抱き上げることが増えたからでしょうか。
親指がだんだん動かなくなり、手首に激痛が走るようになりました。
ほとんど指を逸らしてないのに、顔を洗うのも痛い。
飲み物の入ったコップは重くて掴めない。


しかし夫の帰りは毎日20時を過ぎ…
お風呂に入れるのと就寝前のミルク、寝かしつけ以外の家事育児は全てワンオペ。


たまらず母を呼び出して整形外科に行くと、
「こんな状態なのにパートナーは何をしているの!?」と。
「週3回は治療に来なさい」と言われるも、母も仕事をしている身なのでそんなことできず…。
「せめて週末はパートナーに代わってもらいなさい。お願いじゃない、命令するんです。」

はぁ…。
一応夫には言いました。
でも何も変わりませんでした。
夜中に息子が泣いても起き上がらないし、
家事を代わりにするでもなく、
休日多めに抱っこするでもなく…
なんなら休日は何の申し出もなく数時間の昼寝付き…
一向に私の寝不足と腱鞘炎は改善しません。


世の中のママさんたちはこれと戦っている。

そう思いました。
育児は大変だと言うけれど、全てが子供中心に回る世界の中であれこれ働くことはもちろん大変です。
でも何よりそれが
“慢性的な寝不足と腱鞘炎や腰痛などの体の痛み”の上に成り立っている…というのが…大変だと思いませんか。

加えて夫が何の協力もしないときたらこれはもう!
なんたる絶望感!

さらに加えてもし不妊治療を経て授かった子であるならば!!!
何故何故どうして育児に参加しない!!!!


私には姉が二人いるのですが、どちらも旦那さんは夜起きず、さらに休日の昼寝付きだったというので
決して珍しくないのでしょう。

なんて理不尽な世界…

世の中にはその不満を漏らすと「だったら俺と同じだけ稼げ」という男もいるようですが
誰のおかげで稼げているんでしょう。
子供を見ながら家事をしながら同じだけ稼げるんでしょうか?

という漫画をTwitterで見て「確かにー!」と深く頷くなど…
(私の稼ぎは元々夫に劣りません。)


社会がこういう育児の実態をもっと理解し、重視すれば…
会社も夫に早く帰らせる努力をするのでしょうか。


「休めない」「帰れない」などと言いますが、自分が身体を壊せば休むのでしょう?
例えば今のご時世コロナにかかれば休むのでしょう?
妻が身体を壊しても休まないのは何故でしょう?
身体を壊しても…家事育児に休みはないのに。

甚だ理解に苦しみます。


もちろん黙って身を粉にするつもりはありません。
私は自分が大事です。
元来そう言う性格ではありますが…
自分が壊れれば誰が息子を守るんでしょう。

私は家を出て実家に身を寄せることにしました。
息子と二人で。

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