私の育児奮闘記#3「キミと私の幸せは」

久しぶりの投稿です。
なにやら色々試行錯誤している間に時間が過ぎていき、なかなか書く時間がありませんでした。

3月31日。
去年のこの日は最後に不妊専門クリニックに行った日です。
あれから1年、今は横にふてくされた顔をしてこちらを見ている息子がいます。
今週末で生後5か月です。

今でこそ喃語をあれこれしゃべり、先日から頻繁に「だーっだーっ!」と声をあげるようになりましたが、
もちろん新生児期から生後2か月くらいはそんなことなく…。
平均より早く笑顔を見せてくれるようにはなっていたものの、
意思疎通が図れるわけではないし、
不規則に、頻繁に訪れる授乳タイムのために睡眠不足が募り
大人側の余裕がない日々が続いていました。

乳児湿疹が酷かったり。
ミルクだけにしては量が少ないし、母乳が出ているにしてはミルクが多すぎるし
例のない混合割合な気がする、こんなのでいいのかと思ったり。
夜に全然起きない、のは助かるけれど本人は本当に空腹じゃないのだろうかと疑問に思ったり。
鼻が詰まっているようにフゴフゴ言うし、たまに呼吸が止まるけれど、
寝ている間にそのまま動かなくなったりしないだろうかと心配になったり。
そのせいでほとんど寝られなかったり。

初めてで分からない事だらけ。
教えてもらっても自分の子供に確実に当てはまるかどうか確証が得られるわけでもないし。
心配事は尽きません。



子供はかわいい。
世界一大切にしたい。
でも…四六時中向き合って相手をしている余裕はない。

家事や自分のことに割く時間が…というのもそうですが、
何を言ってるか分からない相手を前にしている時間って
長時間に及ぶと疲れてしまう…
かといって子供そっちのけでテレビやスマホに没頭するのも罪悪感があるので
極力向き合おうとは思っているのですが。

子供は退屈じゃないのだろうか。
自由に動き回れるわけじゃないので、いつも同じ天井を見てばかり。
今月に入ってやっと自由に寝返りがうてるようになったので、
多少視界は広がったとは思うけれど、
両手の範囲にある数個のおもちゃと、いつも同じ大人が覗き込んでくるだけの毎日。

自分が0歳の時の記憶なんてないし、退屈だったかなんてもちろん分からないけれど。
これでいいのかなぁと自問する毎日は今も続いています。


でも息子はよく笑ってくれます。

何が面白くて笑っているのかは分からないけれど、
子供の笑顔は幸せの証拠、だと何かで見ました。

何もわからない。言ってることも伝わらない。
当然要望も聞き入れられていないだろうし、退屈な毎日かもしれないけれど。
そこに笑顔が生まれるのなら、出来るだけその笑顔を引き出せるように
とりあえずはそれだけを意識しておけばいいのかな。


暖かくなってきたので、そろそろお花でも見に散歩に行こうかな。




さて一方、私自身のことですが、産休に入って半年。
仕事のことはどんどん頭から抜け落ちていきます。
今戻ってももう使い物にならないんじゃないかと思うくらい。
曜日感覚なんてゴミの日だけが基準。
先日初めての育休手当てが入りました。

夫は、私が妊娠するよりも前の日々から何も変わらない。
毎日毎日会社へ出向いて、残業もたくさんして夜遅くに帰ってくる。
…これが現実。

多くの女性が当たり前のように育休をとり、
多くの男性が当たり前のように育児を奥さんに任せている。


別に仕事が好きなわけじゃないんです。
でも、働かなければ生きていけない以上、仕事にもある程度、アイデンティティたるものを置いておきたい。
でもそれはどんどん失われていく。

給料から育休手当てになって収入が当然減る。
仕事で私を必要としていた人たちはもういない。
休みをとっている間は昇格や昇給は見送られる。
来年は永年勤続賞をもらえるはずの年だけれど、休業中は計算されないと聞く。
同期はおろか後輩たちにさえ遅れをとる、空白の時間。

誰のためかと言われると子供のためだろう。
でも、夫は何も失っていないのに。

この役割は誰が作ったんだろう。
何をもって当然としたんだろう。


誰がこの私の気持ちを分かってくれるんだろう。
考えてくれるんだろう。

世の男性が?同僚が?会社が?社会が?国が?

きっと気付かないまま。
考えないまま今を生きている。


夫が育休をとっても良いと思うという言葉は届かなかったし
同僚もみんな私が休むことを想定して準備した。
早く復帰してくれなんて言うけれど、復帰しやすい選択肢は与えてくれないのね。

会社では私の知らない出来事が起きて今日も回る。
働いているときの1年なんて何の変哲もない日々だったけれど、
その場にいなければ気付かない大事なことだらけな気もする。


早く復帰したいかと言われればどうだろう。
子供と仕事を天秤にかけるのは嫌だ。

でもこれが現実だ。
さていつから保育園探そうかな。
そもそも待機児童だらけのこの自治体で、簡単に復帰できる日が来るとも限らない。

私のモヤモヤはいつどういう形で晴れる日が来るのか、
まだわかりません。







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