口蹄疫について~上田裕紀編~
今回の講師は青木動物病院の青木先生です。
青木動物病院で働く青木先生から口蹄疫について教えてもらいました。
青木先生は動物病院で犬や猫、牛の診察を主に行っている獣医師です。
彼は初めて口蹄疫に感染した牛を診察しました。
口蹄疫は最初は都農町だけに限定されていたのですが、次第に川南町にも広がっていきました。
青木先生によれば、殺処分された牛は埋める必要がありますが、埋葬する場所がなく、一時的に小屋に放置されていたとのことでした。
このような光景を目にすることは、農場の関係者にとってはつらいものだと感じたそうです。
農場では非常に困難な状況が生じていましたが、県内にはたくさんの消毒ポイントが設置されていたそうです。
中には消毒によって車が錆びてしまうという理由でポイントを避ける人もいたようです。
獣医師たちもワクチン接種に苦労しており、全国から獣医師が駆けつけたそうです。
その中には、注射を打ったことがない獣医師もいたとのことです。このような状況は非常に大変だったと思われます。
口蹄疫が終息した後も、町には重い雰囲気が漂っていたそうです。
しかし、花火大会やふれあい広場などが開催され、町の雰囲気も少しずつ良くなってきたと青木さんは話してくれました。
この話を聞いて、獣医師たちが本当に大変な状況に置かれていたことが伝わってきました。
口蹄疫についてもっと多くの人が理解することが重要だと感じました
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