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友達は変わっていくもの。引越しを機に変化した友人関係。
夫の転勤で引越しをし約2ヶ月近くが経とうとしている。
転勤先はとても快適なのだが、以前と大きく違うことは、友人関係。
以前の住まいの近くでは、本当に仲の良い「友人」と呼べるママ友が2人いた。
お互いに子供の年齢が同じで、2人育児中。
最初の子供の時に出会ったかけがえのない友人だ。
この2人とは、右も左もわからない初めての子育てて、お互いに悩みを共有し、一緒に泣いたり、笑ったり過ごしてきた。
ほぼ毎日のようにLINEのグループチャットでたわいものない会話をしたり、日々の子育てのこと、夫婦関係のことを共有していた。
引越し前、「離れても、LINEのやりとりは変わらずにやっていこう」と話していたが、やはり物質的な距離と心理的距離は相関関係にあるのか、その頻度はだいぶ落ちたように思う。
最初は、寂しいと思っていた。
でもそれと同時に、自分自身もこうなることは頭のどこかで予想はしていたように振り返る。
私自身も積極的に以前のように彼女たちと関わろうとしているのかと言うと、答えはノーだった。
当たり前であるが、生活環境が自分と大きく異なると、やはり共有する内容も少なくなるのだ。
例えば、以前であれば、「ここのお店行ったけど、よかったよ」など、地元情報をリアルタイムで届けることで、「じゃあ、これから一緒に行かない?」など話が繋がるが、距離があるとどうしてもそう言うわけにはいかない。
だからといって、彼女たちと関わりたくないとか、以前の友情が消えたのかというとまたそうでもないのだ。
もちろん、これからも長く付き合っていきたい大切な友人であることには変わらないし、初めての育児で支え合ったと言う事実も変わらない。
大切にしたい気持ちは残るけど、環境によって以前のような付き合いができなくなった。
ただそれだけのこと。
距離感は変わって良い
ずっと同じ関係性でいられる方が難しいのではないかと思う。
今回のように住む場所によっても変わることもあるだろうし、考え方(マインド)が変化することによって、「ちょっと違うかも?」という違和感を感じることだってあるだろう。
友人関係は、「ずっと一緒で長い関係性」がフォーカスされたり、美化されたりしがちだが、そんなことの方が人生の中で稀有なことではないかと思うのだ。
特に女性は、ライフステージの変化(結婚、出産、育児、子育て後)で環境はガラッと変わることが多い。
それに伴って、友人関係も変わっていくことが自然なのだと思う。
付き合いの長さなどではなく、その時その時に必要な友人関係というものがあって、それをその時々に大切にしていけば良いのだと思う。
「友達だから、定期的に連絡しなきゃ、会わなきゃ」という義務感を感じる必要は全くないと思う。
その時に心地よい関係性、必要としている関係性を上手く取捨選択しながら、生活していきたい。
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