子育ては多様性のトレーニング
転勤族として様々な土地で暮らしていくにあたって、特に意識したいことがある。
それは、自分の価値観を押し付けないこと。
(転勤族、じゃなくてもそもそも人生を通じ大切にしたいこと・・)
人生、生きていればいろんな人に出会う。
地域や、年代、国籍が違えば、価値観も違って当たり前。
他人じゃなくても、身内でも、自分の意見や価値観が異なることはたくさん。
豊かな人脈を作って、様々な価値観に触れて、自分や家族の人生をより良いものにするためにも、多様性を受け入れることは、人生の中でも重要項目の一つだと感じている。
そのため、自分と異なる考えの人が目の前に現れても、否定をするのではなく、一旦は受容したい。
その上で、「でも私はこう思う」と言える人間でありたい。
確か、こういう意思疎通のことを「アサーティブ・コミュニケーション」というと本で書いてあった。
夫や子供など、近しい間柄なると、ついつい自分の考え方をわかって欲しくて、理解して欲しくて、価値観の押し付けをしてしまいがち。
夫はもちろん、子供であれ、自分とは異なる人間だから、違っていて当たり前なのに。
でも私は、特に子供に対して高圧的な態度で、自分の意見を押し付けてしまう。
なんでこうなってしまうのかと考えると、やはり「子供=自分より下」で、律しなければいけない存在という感覚が強いからだろう。
もちろん、意思力が弱く、経験値もあまりない子供は、そう思われてしまう対象になってしまうのだろうが、実際そんなことはない。
子供の方が、真をついていることも実は多々あったりするし、学ぶべきことも多い。
だから、子供だからといって、「ママの意見が一番正しい」という態度は取りたくない。
(取ってしまうことの方が、多く日々反省なのだけど・・)
多様な意見や考え方を取り入れるためのトレーニングが、子育ての中には隠れているのだと感じた。
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