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丸顔お得説🌕

アーダーコーダさんとSHIBUYA PUBLISHING&BOOKSELLERSさんが主催する哲学対話に参加しました🙋🏻


テーマは「幸せ

今回参加したのには理由があって、先日初対面の人と話をしていたときに、ふと「なんか幸せそうだね、人生。」と言われたんです。
確かに私は自分のことを結構幸せだなと思っているし、自分の人生を割と肯定的に捉えているな、と思いつつ、「何でこの人は私を幸せそうな人だと思ったんだろうか?」というのが、しっくりこなかったんです。

その謎を解明するヒントを探して、参加を決めました💡


参加者は12名ほどだったのですが、「幸せ」の概念も捉え方も違って、興味深かったです。

例えば、幸せを因数分解してみるとどうなるだろう?とか
幸せはアップダウンの中にあるとか、平らなイメージだとか
快の感情と幸せの違いだとか

文字通り「あーだこーだ」と言いながら、徐々に自分の考えの輪郭がはっきりしてくる感じが、とても楽しかったです。


私は『ぼのぼの』という漫画が好きなのですが、その中で不幸を避けたくてでこぼこを埋めちゃったら、幸せまでなくなっちゃう話があります🐚

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満たされないときがあるから満たされたときハッピーになる、困難を乗り越えた先には幸福がある、とずっと思っていたのですが、それはあくまで解釈の話なのかもしれません。
おなかがすいてるときにごはんがより一層美味しく感じるというだけで、実はごはんはいつでも美味しいもので、それに気付けるかどうか、実感できるかどうかが本質なのでは…と思うようになりました。

参加する前後で、自分の考えがちょっと変わったり、考えはそのままなんだけど深まった感じがしたりするから、哲学対話って面白いなと思います。

結局、初対面で私のことを幸せそうだと言ったその人が、私の何を見て判断したのかは謎のままです。


ふと、老人ホームでボランティアをしたときに、「あなたはよく愛されてきた顔してるねえ。幸せだねえ。」と、はじめましてのおばあちゃんに言われたことがあったのを思い出しました👵🏻

そうなると、何かのエピソードというよりは顔立ちなのかな?
丸顔だから?幸せな感じがするのか…?

そう考えると、丸顔はお得なのかもしれないと思ったのでした。


私が好きな「幸せ」に関する本📚
哲学書の名著は難解な問いを投げかけていることが多く、テーマが「幸せ」という大きいものであると尚更なのですが、アランの場合はいい意味でゆるっとしていて、好きです。子どもが花壇を作るように、ほんの少しのものから幸福を作り出す方法だ、と彼は言っています。(めっちゃすてきなおじさま🎩!)

子供たちには、幸福になる技術をよく教えなければいけない。不幸が降りかかってきたときに幸福でいる技術のことではない。そちらはストア派におまかせしよう。私が言うのは、まあなんとかやっていける状況で、人生の辛さもせいぜいちょっとした退屈や不愉快というときに、幸福になる技術のことである。
「揺るぎない楽観主義を大原則としよう」
「幸福だから笑うのではない、笑うから幸福なのだ」
「不機嫌同士が出会ったときは、まず一方がほほえむことだ」
「何はともあれ、出発することだ、どこへ行くかはそれから決めればよい」


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