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春の訪れと湿度と

最近、宿の庭先にふきのとうが顔を出しました。あまりにも早いので去年の生き残りが雪解けで出てきたのかな、なんて一瞬思ってしまったほど。もちろんそんなことはないのですが。
待ちに待った春の訪れです。


季節の変化を感じるきっかけは、植物の芽吹きや気温はもちろんですが、
湿度も変わってきたことも大きいと感じています。

以前の投稿にて、仕事でご飯を釜で炊いている話をあげました。
乾燥した冬場は炭に火が付きやすいのですが、湿度が出てくると火が付くのに時間がかかります。
最近では栃木で山火事があった時は非常に簡単に炭に火が付きましたが、ここ数日は時間がかかるようになってきました。
(どうりで火事になるわけだ…ということを炊飯で実感)

湿度の影響って大きいことを実感する出来事です。


話は少し変わりまして、
3カ月近く雪ばかりの場所にいると、久々の雨でさえも嬉しくなります。


草や木、土が湿った香りが漂ってくるのがとても新鮮に感じるからです。
雪の世界って澄んだ空気は美味しいのですが、匂いを消してしまうんだなあということに気が付きました。


さらに湿度に関しては、昨年の11月に山を離れて海辺の町で暮らした時も、
何が良かったって、湿度が高くて空気中に水分が溶け込んでいるような感覚が心地良かったです。
普段暮らしている松本や高山など、北アルプス周辺がいかに乾燥しているか、がわかるきっかけとなりました。

これらは首都圏から地方に移住し、複数の地域を跨いだからこそ気が付いたもので、移住して良かったと思えることの一つです。


まだ朝晩は寒く完全な春の到来は先のようですが、この先新緑の中をドライブしたり色々な山菜を食べることが今から楽しみです。


つの

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