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「発達障害を個性と言わないで」という当事者…。じゃあ私たち健常者はなんて言えばいいの?
発達障害と個性と言われることを嫌がる当事者は多いです。
私自身もそんな当事者の一人です。
これまでにも「発達障害を個性呼ばわりしないでくれ」といった主張を繰り返し投稿してきました。
そこで
「発達障害をカミングアウトされたとき、私たち健常者はどう捉えたらええねん!」
と疑問に思う人もいると思います。
今日は、私的にベストだと思う捉え方について述べていきたいと思います。
突然ですが、あなたが長年の付き合いの友人(仮にAさんとします)から発達障害があるとカミングアウトされた場面を想像してみてください。
カミングアウトされてすぐに、「そっか、Aさんは障害者なんだ」とすんなり受け入れられますか?
ちょっと抵抗ありませんか?
世の中の人の多くは、障害者と深く関わった経験がありません。障害というと「負のレッテル」「じめじめしてる」「不幸の象徴」といったイメージを持つ人も多いでしょう。
Aさんは、本人の言うように「発達障害」という障害を持っているのかもしれない。
でもそれはきっとAさんのほんの一部に過ぎないはずだ。
自分はAさんとの長い付き合いの中で、Aさんの人柄やエピソードをたくさん知っている。
私はAさんに障害者というレッテルを貼りたくない。
そうした葛藤から、「障害は個性」というワードを健常者がするのは、分からなくもありません。
また、慎重な配慮を持ってカミングアウトを聞こうとする人の中には「障害」という言葉を口に出すのを躊躇う人もいるかもしれません。
じゃあ、当事者も健常者も、傷つくことのない捉え方は、どんなものなのでしょうか。
私は
「障害を『特性』と捉える」
ことを提案したいと思います。
発達障害とカミングアウトされて
「そういう個性があるんだね」
と言えばキラキラしていて違和感がありますし
「そういう障害があるんだね」
と言うのは抵抗がある。
だから
「そういう特性があるんだね」というのが一番ニュートラルで無難かと私は思っております。