台風の夜の夢

それはそれは大きな山だった
連なる山だった
雲立ち昇る山だった
海もあった
大きな杜もあった

深い緑の濃い空気
透けた雲が溜まる上がる下がる

車を降りた何も持たずに
いや、お財布と携帯は持っていた
いろいろな人がいる
押し付けるような海風
人は皆何故か清々しい顔をして風に負けていた
むしろ少し楽しそうだった
私だけが物陰に隠れ風を避けていた
立ってみた出てみた
母が嬉しそうにこっちをみている

写真撮りなよ
という
カメラ置いてきちゃった
という
あら残念
という

見渡せば海

濃い緑の深い空気
いつのまにか山

赤い鳥居が見える

そこに御坐しますのは

#夢  #今日の夢 #詩

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