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綱川哲郎|瞑想と対話
2022年4月8日 09:10
初期の仏教の教えを継承しているとされる上座部仏教(テーラワーダ)では、悟りに至る智慧を段階的に示している。「清浄道論」という注釈書では、その悟りの智慧(洞察智)は13段階ある。この智慧のプロセスは、スピリチュアルの「目覚め」ととても似ているように思う。そして、この目覚めから、その後の悟りへのプロセスも示されているため、ここでそれらを解説をしてみたいと思う。まず第一の智慧は「名色分離智」