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命が願う世界を生きる。「ヒューマンテクノロジー」ワークショップレポート〜#1 命の願いとつながる〜

2021年6月からスタートした「TSUNAGU FASHION LABORATORY」。「個人の心の在り方からファッションの世界を再生する」をテーマに、毎月多彩なナビゲーターによるワークショップを行っています。

今回は、毎月前半に行われる「ヒューマンテクノロジー」の初回のワークショップをレポート!このワークショップでは、「命が願う世界を生きる」をテーマに、6か月間かけて心の内側を探求していきます。

6月のテーマは「命の願いとつながる」。まず初めに、ナビゲーターの後藤志果さんの探究する「ヒューマンテクノロジー」についてお話がありました。

後藤さんについてのインタビューはこちらから!

後藤さんが提唱する「ヒューマンテクノロジー」とは、つながりを取り戻すワーク、内観プロセスワーク、人間・地球の原理の探究と実践、非暴力コミュニケーション(NVC)の4つを土台とした、人や地球が本来持つ様々な機能を探る手法です。

そして、この「ヒューマンテクノロジー」の大切な要素として、長年平和運動やエコロジー運動などを牽引してきたジョアンナ・メイシー氏が提唱している大転換をもたらす3つのアプローチがあります。

待ったをかける

(後藤さんのスライド資料を参考に作成)

具体的に、地球上の生命を守るために行動し大きなシステムに対して「待ったをかけ」、持続可能かつ再生する暮らしや経済の「仕組みを作る」。そして私たち自身の心の在り方を変容させていく「意識の変化」の3つを同時に進め、お互いに補強させていくというアプローチです。

ジョアンナ・メイシー氏:著述家・教師/仏教研究者、システム理論研究者、ディープエコロジー研究者。60年間に及ぶ活動家としての経験で培われた学びと学術的知識を相互に織り交ぜ、平和運動、社会正義運動、エコロジー運動の分野で尊敬を集めるインフルエンサー。


そうした3つのアプローチとともに後藤さんが大切にしているのは、思想家・環境活動家のサティシュ・クマール氏が提唱するエコロジー運動の核となる3つの指針。それが、大地の営みを大切にする「土(Soil)」、自分自身の魂を幸せにしていく「心(Soul)」、自分の周りや社会を大切にする「社会(Society)」です。こうした、自身の外側と内側を同時に探求していくことで、自分に根ざした社会変革の道が開けてくるといいます。

待ったをかける (1)

(後藤さんのスライド資料を参考に作成)

そして、初回のワークショップではジョアンナ・メイシー氏のつながりを取り戻すワークより、「感謝」にフォーカスした内省の時間が。自分のどういった点に、自分が感謝しているのか。自身の性格や特徴を振り返り、まず自分自身に感謝を伝えていきます。

次に、実際に手を動かしながら自分のライフマップを描くことに🎨自分のこれまでの人生を振り返り、その中で人生を豊かにしてくれた出来事や転機、意味を感じていることなどにシンボルやアイコンを描き、これから進む道のりを感じながら
自由に地図を描いていきました。

そしてこのライフマップをもとに、「残された人生で、私の命は何をしたいと
思っているのか?」「
自分の命が全ての時間を集中させたいと願うことや、
本当に大切にしたいと感じることは何か?」「


この地球(世界)に美しい何かをもたらす存在として
自分を認知した時、どんな願いがあり、どんな人生を生きるか?」といった問いを自分に投げかけていきました。


筆者自身、こうしたワークを通して、今までじっくり向き合ってこなかった自分の性格やこれまでの人生を振り返ることができ、「自分」という輪郭が掴めてきたように思います。今回の内省時間は、今後も意識的に作っていくことで、自分は何に幸せだと感じるのか、そしてどの道に向かっていくべきなのかが、きっと分かってくるはず。そう思えた時間となりました😊

引き続き、ヒューマンテクノロジーのワークショップをレポートしていきます📝✨


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