本物の梅干しの見分け方。「梅干し」と「調味梅干し」の大きな違い
皆さんがスーパーなどで梅干しを手に取った時、真っ先にチェックしていただきたい部分があります。
それは、原材料名です。
そこに「梅干し」と書いてあれば本物の梅干し、「調味梅干し」と書いてあればニセモノの梅干しです。
こうして日本にいれば当たり前のように目にする梅干しですが、実は、スーパーなどで売られているものの多くは「梅干しもどき」であって、本物の梅干しではありません。
JAS(日本農林規格)法では、伝統的製法によって製造された昔ながらの梅干しのみを「梅干し」といい、はちみつ梅などのような加工品は「調味梅干し」と呼んでいます。
秋山龍三・草野かおる著『「食事」を正せば、病気、不調知らずのからだになれる ふるさと村のからだを整える「食養術」』
本物の梅干と調味梅干しの違いとは?
それでは、この本物の〝梅干〟とニセモノの〝調味梅干〟は一体何が違うのでしょうか?
それは、食品添加物の有無に他なりません。
スーパーなどで売られている梅干し(もどき)のほとんどは、この調味梅干しです。
また、この調味梅の原料は、多くは「塩漬けされた輸入品の梅」です。
輸入された梅は、水に漬けて「塩出し」をしますが、その際に、梅パワーのもとであるクエン酸などの薬効成分も溶け出してしまいます。
このような、中身はスカスカの「梅もどき」には、酸味料、甘味料、アミノ酸が加えられ、また減塩で保存性も失われているので、保存料も加えられます。
秋山龍三・草野かおる著『「食事」を正せば、病気、不調知らずのからだになれる ふるさと村のからだを整える「食養術」』
せっかく梅干しを食べるのなら、無添加でかつ栄養素に溢れた「梅干し」を選びたいものですね。
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