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BBQで余った木炭のゆくえ

妊婦中期だった頃、憧れていたキャンプをしに行った。キャンプといえばやはり火起こし。火がうまくつかないと何も始まらない。でも、火がつけば、もう美味しいご飯は確定だ。炭で焼いた野菜や肉はもう最高である。

でも、普段キャンプをしない私たち夫婦にとって、BBQで残った木炭ほど行き場に困るものはない。ちょっとした知識で、脱臭などになるだろうと、そのまま車に積むこと2ヶ月。
埃を被り、なんとも言えないばっちい(汚い)ものと化していた。


車の掃除の時に、どうしたものかと考え、とりあえず室内に持ち込んだ。
あれやこれやと調べると、というのはすごいらしい。小さくて細かい穴があるため、何かと色々吸い込む力がすごい。そして、置いた周辺の湿度管理もしてくれるとか。ほかにもすごいことはたくさんあるようだが、もっとすごいのは江戸時代には庶民が知っていて、炭を活用していたそうな。

たしかに「脱臭炭」という文字は確かになじみがある。

捨てるよりはとりあえず活用してみよう。


早速、大きな鍋で煮沸して天日干しした。そして、細かく粉砕したものは家庭菜園の土に混ぜ、大きめの木炭は和室に。中間サイズのものは、ペットボトルにいれて、植物にあげる水としている。

木炭を活用して1ヶ月。実は植物がとても元気になったのだ。
レタスは生える生える。そら豆は実をつけ、ふくよかに。
苺は…それはもう今までと比にならないくらい。

立派で色の良いイチゴに!


木炭の力、おそるべし。
今まで車で放っておいてごめんなさい。

2023/5/10 記


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