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身体をつなげる、つながる大切さ

こんにちは。斎藤彰裕です。

先日ある女性を診たときに感じたことです。
気づいて15年くらい、もしかしたらもっと前から左足の小指と薬指が曲がらないとのことでした。
足指をグーパーしてもグーができないのです。
とくに今まで不自由を感じてなかったので気にしていなかったとのこと。たまたまお母さんがそういえば指曲がらんのかね?と気づいて出張先の予約が空いたのでお越しくださいました。

身体はつながっている

結果的には15分くらいで小指も薬指もしっかりグーパーができるくらいになりました。その女性も喜んでいただいてとてもよかったです。なんで動かなかったんでしょうという質問に、つながってなかったんです、それをつなげただけです、とお答えしました。
とても驚いていらっしゃいましたが、つながってるということがどういうことか、改めて私も考えてみました。

身体はつながっている、あたりまえに聞こえるワードです。しかし、例えばこの小指は何処とつながってるでしょうか。

答えは全身です。

見た目は足の先の一番外側につながっていますが、たとえばここにつながる血管は心臓とつながっています。神経は脊髄につながり脳にもつながっています。腱は下腿からつながっています。皮膚は一枚です、隣の指にももちろん、腕や反対の脚にもつながっています。
筋肉を包む膜もそうです。無数に重なり合い、背骨にも頭にもつながっています。

その中でも結びつきが強い部分というのはありますが、様々なネットワークを介して身体のすべてとつながっているということです。

小指から全てにつながることもでき、全ては小指に繋がってるとも言えます。

つながっていない状態だと、内臓や筋肉、骨格も全てが小指との連動性がなく、さらにはそれを補うためどこかが庇っている身体ということになります。

身体がつながること

『小指がつながる』とどうなるのか。
前述したように結びつきは全身なので、全身が変わります。小指がない状態での全身反応から、小指がある状態での全身反応になるからです。
さらにつながりが強い腰も安定してきます。

今回の例だと、小指がつながっていない状態でした。なので、小指を含まない全身反応となり全体的に硬くなります。またつながり弱いので、腰は緩み支えができないようになっていました。
具体的には骨盤も緩み機能が低下することで、歩行や胃腸や子宮などや肺にも影響を与えていました。
だから、つながることでこれらの目に見えてなかった問題がなくなります。

まとめ

身体をつなげることは、全身を変えることになります。今回のように小指が動くようになったというのは、全身が変わることの一部分であり、手足など含め全身様々な臓器にも変化を生みます。

だからこそ身体をつなげること、そしてつながることはとても大切だと感じていて、身体をつなぐことをこれからも続けていきます。

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