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中東市場へ進出|日系企業のビジネスチャンスと最新情勢

JNTOの中東マーケティングパートナーを契機に、人・モノの流れを生み出す仕事へシフト

左:旅行事業部長 赤尾、右から2番目:札幌支社長 渥美、右:中東開発室長 木村

・参入の背景:
2019年より日本政府観光局(JNTO)の中東向けマーケティングの各種事業を支援しています。
JNTO中東拠点立ち上げの際の中東現地市場のマーケティング調査やグループインタビューを実施したことが、ツナガルが中東マーケットへの関わる契機となりました。

実績:
その後2021年のJNTO中東事務所の設立後から、中東向け情報発信事業を4年連続受託。アラビア語圏へのソーシャルメディアやWEBを活用した情報発信や、プロモーション、現地でのイベントを実施しています。

中東最大規模の旅行博「Arabian Travel Market 2023」へのJNTOブースでの共同出展
JNTOドバイ・アブダビ商談会


・リレーション:

日系の現地行政機関やGCCを中心とする中東市場の各大使間や、大臣レベルの政府高官との関係値を構築中です。具体的にはJNTO、JETORO、Kanoo Group、バーレーン大使館など。
また、現地商談会、Arabian Travel Marketへの出展、自社オンラインセミナー等を通じて、500以上の中東旅行会社とネットワーキングを行っています。


中東市場の最新情勢

MENA(Middle East & North Africa)

MENAとは、中東・北アフリカ一帯の略称。中東は原油を背景に経済が急成長しており、北アフリカは安価で豊富な労働力を有しているため、今後の発展が期待できます。またMENAは基本的にアラビア語・イスラム圏であり周辺国への販路網も拡大しやすい環境にあります。

中東市場参入を検討する上で最大のリスクとして地政学的な問題がありますが、中東地域の対日感情という側面では非常に良い状態であり、また2023年7月、12月の岸田首相の中東外遊を契機に両国間の経済・観光の連携は更に加速していくことが予想されます。


中東市場のビジネスチャンス

中東市場におけるビジネスチャンスとは

ヒト・モノ・カネが全世界から集まり、経済成長、人口増加が止まらない中東。地政学的にもMENA・イスラム圏域の中心であり、海運の要所・航空航路のハブでもある。そんな中東はビジネスを行ううえで、まさに「最後のブルーオーシャン」。

1年間約10万人程度の富裕層の訪日が期待できる、急成長マーケットでありながら、まだまだ競合がアプローチしていないブルーオーシャン市場。
2023年から順次進行中の大手航空会社の増便・復便・新規就航計画や、外交関係が深まる傾向にある政治も追い風となって更なるインバウンドの拡大が期待できます。

日本企業のサービスと中東市場の具体的な親和性

中東では昨今、日本への興味関心が高まっています。
アニメ・ゲームといった文化やカルチャー、肉やお茶などの食品が人気。またUAE国民へのビザ緩和を契機に、近年旅先としても候補に上がり始めています。

中東ビジネス進出の難しさ


中東市場における日本のブランドやサービスの認知度は、一般的には比較的高いと言われています。日本製品の品質や技術力、独創性に対する評価が高く、特に自動車や電化製品、化粧品などの分野で人気があります。また、日本の食品や観光、文化にも中東地域でのファンが多く存在しています。
しかし、全ての日本のブランドやサービスが中東市場で広く知られているわけではありません。一部の大手企業や有名ブランドは広告やプロモーションを通じて積極的に市場に参入しており、その認知度は高いと言えますが、中小企業や新興ブランドは十分な認知度が得られていない場合もあります。
こうした認知度やブランド力の不足により、短期間で撤退を余儀なくされるケースも存在します。
中東市場での認知度を高めるためには、市場特性を理解した上で、適切なマーケティング戦略やプロモーション活動をすることが必要であると言えます。


ツナガルの中東市場開拓活動

ツナガルが行う、中東市場開拓活動をご紹介します。

(1)地域に合ったマーケティング戦略の策定: 
現地でプレゼンスを高めるためには、中東地域の文化や言語、価値観に合ったマーケティング戦略を策定することが重要です。地域の特性やニーズに応じて、広告や宣伝の手法、メディアの選定、コンテンツのローカライゼーションなどを行っています。

(2)現地パートナーや代理店との協力:
 中東地域でのビジネス展開においては、現地のパートナーや代理店との協力関係が肝要です。地域の市場や顧客ニーズに精通したパートナーと提携し、そのネットワークや知識を活用することで、効果的な広報活動や販売促進を可能にしています。

(3)イベントや展示会への参加:
 中東地域ではさまざまな業界のイベントや展示会が開催されています。これらのイベントに積極的に参加し、自社サービスを紹介する機会を得ています。また、展示会では現地の顧客と直接対話することで「人対人」の関係値を構築しています。

(4)オンラインプレゼンスの強化: 
中東地域でもインターネット利用が普及しており、オンラインプレゼンスを強化することで認知度を高めることができます。ウェブサイトやソーシャルメディアを活用し、情報発信や顧客とのコミュニケーションを行っています。

ツナガルの中東市場向けソリューション

こちらの記事で詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。


中東市場進出に「ツナガル」アプローチを

ツナガルでは、現地インサイトの知見やソリューションを通じて、中東市場進出を展開しています。
私たちとグローバル事業のパートナーとなっていただける企業や団体を募集していますので、興味、関心がある方はぜひお気軽にお問い合わせください。


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